どうも、
管理者のNDです。

12月25日は、
酒田市突風災害から13年です。


冬の突風災害はこれまでで既に何度か紹介してきましたが、
この突風災害は最近起きた中では規模が大きく、
羽越本線の特急が突風にあおられ脱線し、死者5人と負傷者32人を出す惨事となりました。
しかし、この突風は、気象庁では推定を含め、竜巻だったかどうか不明のままとなっています。
この一連の災害は、寒冷前線と温帯低気圧による大気の状態が非常に不安定な気候が続いた時に
発生したもので、当時の山形県庄内地方は連日吹雪が続いており、
当日は雷を伴った上に、低気圧の暖域に入り、これまでの吹雪が一転
強風と併せて横殴りの雨となるという、著しい悪天候の状態でした。
列車の脱線以外にもこの突風で、ビニールハウスや防風柵、防雪板の被害を引き起こしています。

今回は、
「すぐ隣で起きていても気づかない」をテーマにお伝えしていきます。

冬の突風被害は、これからの時期北日本や北陸を中心に寒波が襲来するたびに
頻度も多くなっていきます。しかしながら、常に風が強い状態であると
より強くなった突風にあまり気づかないというケースもあります。

今回の突風被害でも、近くの風速計は20m/sだったのに対し、
列車が脱線した現場付近は横転するだけの風速で瞬間的に40m/s以上はあったという
推定が出されています。特に夜に災害が発生すると、少し大きな音であっても
常に何かしらが倒れて音がしてもいいような形で体が備わっているので、
すぐ目の前でもない限り、意外に災害の発生に気付かないということがあります。

突風被害では特にかなり局地的に起きるケースも多いので、竜巻も含めて
隣の家は全壊で一つ挟んだ隣の家は何一つ損壊なく無事ということもあるのです。
災害はいつどこであなたを脅威に導くかはわかりません。
しかも、それが間一髪のところまで迫ることもあり、顕著な場合は、
気付けば実はすぐ近くを通り過ぎていた―― そういうこともあるのです。

突風に限らず、津波や雷雨などでも同様に静かに突然襲うということがあります。
災害を引き起こす自然現象だからこそ、普通の自然現象と隣り合わせということもあります。
地震さえも、局地的な被害を引き起こせることができるメカニズムもある以上、
意外に他人事のようでそうじゃないこともあるというのを頭の片隅にでも入れておくと良いです。
特に夜が長い、この冬時期だからこそ、この考えを少し持っておくと良いかもしれません。

今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。