どうも、
管理者のNDです。
12月17日は、
永長地震から922年です。
永長地震は、1096年に起きた南海トラフ巨大地震の一種として考えられ、
規模もM8.5程度と推定されるなど、非常に激しい揺れに西日本~東日本の太平洋側で
見舞われたのではないかと思われます。尚、詳しい震源についてはわかっておらず、
通説では現状東海道沖が有力ですが、南海道沖という説もあり、ハッキリと推定はされていません。
この地震ではそれが故の大規模な地震だったことから、
死者は10000人以上という甚大な災害となった統計的な記録も存在します。
各寺院は倒壊や損害が多数の寺で発生し、滋賀県では勢多橋が崩落、
三重県では津波で多くの家屋が流される被害、そして京都府においては
地震活動の活発さと、揺れの長さなどが克明に記録されていて、
1時間程度は揺れが収まらなかったなどの表記から、余震とみられる地震活動が
非常に活発だったこともうかがえます。
このような地震からも、南海トラフ巨大地震が起きていたことを裏付け、
発生した時にはそれだけの揺れを今の地震活動では考えられないような場所で突然発生します。
今回は、
「珍しい震源を知る(近畿編)」をテーマにお伝えしていきます。
しばらく地震以外の記事が続いてきましたので、少し久しぶりになりますが
今回から西日本となります。そもそも西日本はそこまで地震は東日本ほどは多くありません。
故に、地震に慣れていない地域も多く、大地震の頻度はそれなりに西日本も多いことから
大地震の名目で考えると、危険な事が多いです。
まず、三重県ですが
沖の震源は時々あっても、直下型の地震は震度1なら1年に数回しか発生しません。
しかし、過去には震度5クラスなど中規模の地震が十数年~数十年に一回は発生しています。
地震のことを決して忘れず、時に南海トラフ巨大地震のリスクを定期的に思い出すことが
重要です。
滋賀県ですが、
滋賀県震源とした地震は北部・南部ともに近代では少ない傾向が強く、
直下型で震度5弱・5以上を記録したことがありません。
局地的な被害を受けた実績も少ないです。しかし、近代以前では確かな地震記録もあり、
活断層帯も存在する場所です。一生に経験するかはわからずとも理論上は琵琶湖が津波を
発生させた形跡などもありますので、いつもと明らかに違う揺れ方をした場合は
すぐに身の安全を図れるようにしておくと良いと思います。
次に京都府ですが、
こちらは1年に1度程度、震度3~4程度の地震が京都府南部で発生することがあります。
故に京都府南部震源は特段珍しくはありません。また、北部が震源になることは少ないですが
近代で北丹後地震のように大地震を突然伴うこともある場所ですので、直下型地震が起きた時
特に山間部は土砂崩れなどが著しい被害を招くことがありますのでご注意ください。
続いて大阪府ですが、
大阪府北部地震の前までは大阪府も非常に地震回数は少なく、1年のうちに震度1~2があるだけで
当放送は関東の震度4並に人が集まるほど、地震に対して珍しさを把握している地域と言えます。
大阪府南部に至っては、もっと震源になる地震も少ないです。
但し、大地震が起きても絶対に慌てないことを心がけてください。
そして兵庫県は、
兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)で例えられる他、淡路島地震など、この近代で3回ほど
大きな地震が、しかも割と満遍なく発生しています。しかし、大阪府よりは多いものの
そこまで普段から地震は多くない地域ですから、他の地域よりも地震の揺れに対する恐怖心が
他県よりも強くなる傾向があります。大阪府同様、地震が起きても冷静さを欠かないように
行動してみてください。
奈良県は、やや深い地震が多い傾向がありますが
全体としても平均的寄りやや少ない震源の地震が多いです。故にたまに浅い震源の地震が
起きる時は珍しいと言えます。その時は通常の地震より明らかに違う揺れ方になりますから、
そういった揺れに対して、警戒心を持てるようにするとより良いと思います。
和歌山県は近畿地方の中では、地震は多い部類になります。
故に一日に数回地震が発生しても特段珍しいことではありません。時々震度3~4程度の地震を
生ずることもあります。和歌山県北部震源の方が地震は起きやすいです。
ただし、和歌や県南方沖の地震は北部の直下より少ない傾向がありますので、
直下型の地震より、和歌山県民は沖の地震の方に警戒心を持った方が良い場合があります。
緊急地震速報などを積極的に取り入れることを推奨できる都道府県と言えます。
以上で今日は近畿地方のことをお伝えしました。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
今日からは、世界的に大きな災害が年末までひっきりなしに何かしら続きます。
日本国内では間の空く日もありますが、ここからは年末まで有名な災害名が続きます。
今年もあと半月となりましたが、防災を考える年の瀬にしてみてください。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
12月17日は、
永長地震から922年です。
永長地震は、1096年に起きた南海トラフ巨大地震の一種として考えられ、
規模もM8.5程度と推定されるなど、非常に激しい揺れに西日本~東日本の太平洋側で
見舞われたのではないかと思われます。尚、詳しい震源についてはわかっておらず、
通説では現状東海道沖が有力ですが、南海道沖という説もあり、ハッキリと推定はされていません。
この地震ではそれが故の大規模な地震だったことから、
死者は10000人以上という甚大な災害となった統計的な記録も存在します。
各寺院は倒壊や損害が多数の寺で発生し、滋賀県では勢多橋が崩落、
三重県では津波で多くの家屋が流される被害、そして京都府においては
地震活動の活発さと、揺れの長さなどが克明に記録されていて、
1時間程度は揺れが収まらなかったなどの表記から、余震とみられる地震活動が
非常に活発だったこともうかがえます。
このような地震からも、南海トラフ巨大地震が起きていたことを裏付け、
発生した時にはそれだけの揺れを今の地震活動では考えられないような場所で突然発生します。
今回は、
「珍しい震源を知る(近畿編)」をテーマにお伝えしていきます。
しばらく地震以外の記事が続いてきましたので、少し久しぶりになりますが
今回から西日本となります。そもそも西日本はそこまで地震は東日本ほどは多くありません。
故に、地震に慣れていない地域も多く、大地震の頻度はそれなりに西日本も多いことから
大地震の名目で考えると、危険な事が多いです。
まず、三重県ですが
沖の震源は時々あっても、直下型の地震は震度1なら1年に数回しか発生しません。
しかし、過去には震度5クラスなど中規模の地震が十数年~数十年に一回は発生しています。
地震のことを決して忘れず、時に南海トラフ巨大地震のリスクを定期的に思い出すことが
重要です。
滋賀県ですが、
滋賀県震源とした地震は北部・南部ともに近代では少ない傾向が強く、
直下型で震度5弱・5以上を記録したことがありません。
局地的な被害を受けた実績も少ないです。しかし、近代以前では確かな地震記録もあり、
活断層帯も存在する場所です。一生に経験するかはわからずとも理論上は琵琶湖が津波を
発生させた形跡などもありますので、いつもと明らかに違う揺れ方をした場合は
すぐに身の安全を図れるようにしておくと良いと思います。
次に京都府ですが、
こちらは1年に1度程度、震度3~4程度の地震が京都府南部で発生することがあります。
故に京都府南部震源は特段珍しくはありません。また、北部が震源になることは少ないですが
近代で北丹後地震のように大地震を突然伴うこともある場所ですので、直下型地震が起きた時
特に山間部は土砂崩れなどが著しい被害を招くことがありますのでご注意ください。
続いて大阪府ですが、
大阪府北部地震の前までは大阪府も非常に地震回数は少なく、1年のうちに震度1~2があるだけで
当放送は関東の震度4並に人が集まるほど、地震に対して珍しさを把握している地域と言えます。
大阪府南部に至っては、もっと震源になる地震も少ないです。
但し、大地震が起きても絶対に慌てないことを心がけてください。
そして兵庫県は、
兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)で例えられる他、淡路島地震など、この近代で3回ほど
大きな地震が、しかも割と満遍なく発生しています。しかし、大阪府よりは多いものの
そこまで普段から地震は多くない地域ですから、他の地域よりも地震の揺れに対する恐怖心が
他県よりも強くなる傾向があります。大阪府同様、地震が起きても冷静さを欠かないように
行動してみてください。
奈良県は、やや深い地震が多い傾向がありますが
全体としても平均的寄りやや少ない震源の地震が多いです。故にたまに浅い震源の地震が
起きる時は珍しいと言えます。その時は通常の地震より明らかに違う揺れ方になりますから、
そういった揺れに対して、警戒心を持てるようにするとより良いと思います。
和歌山県は近畿地方の中では、地震は多い部類になります。
故に一日に数回地震が発生しても特段珍しいことではありません。時々震度3~4程度の地震を
生ずることもあります。和歌山県北部震源の方が地震は起きやすいです。
ただし、和歌や県南方沖の地震は北部の直下より少ない傾向がありますので、
直下型の地震より、和歌山県民は沖の地震の方に警戒心を持った方が良い場合があります。
緊急地震速報などを積極的に取り入れることを推奨できる都道府県と言えます。
以上で今日は近畿地方のことをお伝えしました。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
今日からは、世界的に大きな災害が年末までひっきりなしに何かしら続きます。
日本国内では間の空く日もありますが、ここからは年末まで有名な災害名が続きます。
今年もあと半月となりましたが、防災を考える年の瀬にしてみてください。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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