どうも、
管理者のNDです。
11月05日は、
津波防s塩屋崎沖地震から80年です。
死者は1人でしたが、福島県の沖で発生した一連の地震で
M7.5を筆頭に、同日にM7.3、翌日にもM7.4も観測するなど、
11月中に7度も津波を観測するという大規模地震が短期間で連続したのが特徴的な地震です。
プレート境界型の地震では、このように強い地震が連続で発生することがあります。
尚、この地震でいわき市は3回とも震度5を観測し、がけ崩れや家屋損壊などの被害もでました。
今回は、
「繰り返し大地震に見舞われている地域」をテーマにお伝えしていきます。
前日は普段地震の起きない地域で紹介しましたが、今度はその逆を連日として
同じような形で紹介します。
数十年間で何度も強い地震に見舞われている地域というと、
茨城県をはじめ、宮城県や千葉県など、東日本の太平洋沿岸沿いが代表的です。
次いで西日本の太平洋沿岸沿いの地域、長野県などのフォッサマグナ周辺といった場所が
国内でも比較的地震の多い地域の部類に入ると思います。
昨日紹介した面と照らし合わせながら、これらの地域に住んでいる人が
気を付けるべき点を紹介します。
まず、体感自体ですが前例が多いので、地震自体には慣れているとは思います。
しかし普段地震があっても、それが強い地震となると慣れている地域といえど、
地震が起きている間は確実に驚きます。しかし普段の地震を訓練だと思っていれば、
強い地震でも初動のうちに机の下に入る準備を反射的に行えるので、
普段地震がない地域に比べれば、よほど普段よりはるかに強い地震でない限りは
初動には強い動きができるはずです。経験や伝承されている教訓を生かして震災時は動ければ、
早ければ数時間で持ち直し、数日経てば平静を保てるようになると思います。
一方、かえって地震が多い地域ではノイローゼになるリスクを伴うことがあります。
地震後に強い地震が何度も同じ地域で発生すると、地震酔いを生じたり
酷いと地震の揺れそのものを感じるだけでストレスを感じてしまう軽いノイローゼのような症状に
見舞われることがあります。震度4までは揺れに慣れることもできますが、
5弱以上が3回以上起きれば、普段発生しない事象な分、精神的なダメージは揺れの恐怖以上に
受けることになります。そんな時はとにかく部屋の安全を確保すると良いです。
車中泊などは前向きに推奨することもできませんが、
地震活動があまりに多い時は1~2日手段として考えるのはありです。
直接的外傷よりも精神的にくる心身へのダメージを防ぐように努めてください。
次に、建物ですが普段から地震に見舞われ続けているとそのうち同じ揺れでも耐えられなく
場合が出てきます。ごく小規模でも液状化などを伴っているので、
建物自体が長年何度も揺れに見舞われているうちに段々と耐性を失っていきます。
建物ではないですが、その地域のダメージ度がわかる目安に電柱があります。
電柱は、基本的に垂直に直立しているのですが繰り返し起きる地震で少しずつ傾く場合があります。
その傾きを糸を通した5円玉を吊るして確認すると、その地域がこれまでの地震でダメージを
どれだけ受けているかわかってきます。当然ながら電柱から5円玉が離れているほどその電柱は
大きく傾いていることになりますから、次の大地震発生時では耐えられなくなったということが
考えられます。いつもこの地震までは大丈夫だったと思わず、次は無理かもしれないという
気持ちで考えると良いです。建物では、特にコンクリートの亀裂などが分かりやすいと思います。
負担がそこにそれだけかかっている証拠になるので、より大きな規模の地震が来ずとも
ダメージを受けることになりますから、繰り返し起きている地震で耐久が落ちて
ダメージが蓄積されていると考えてください。
この辺は、ゲームのスマブラなどで例えるといいかもです。
同じスマッシュ攻撃でも、%が溜まっていればふっとびやすくなるといった感じです。
いつも画面外ぐらいの所で踏みとどまっても、次は場外まで飛んで撃墜されるかもしれません。
ちなみに、実際に本震後の余震で崩れるケースはよくあります。
また二回として全く同じ地震というものは起き辛く、数mずつでも震源は変わります。
以前に紹介したことがありますが、震源位置がずれることでそれまで被害が少なかった地域が
同じ規模でも崩れてしまうことは十分にあり得ますので、気を付けてください。
そして地域の地盤ですが、土砂崩れなどは普段地震がない地域に比べれば若干リスクが減りますが
環境によってはその時に脆くなっていると、今度の地震では崩れたってことが起こりえます。
例えば雨が降った直後は、当然土砂災害の危険性は翌日などであっても高くなります。
川が増水している時に大地震が来る方が、堤防へのダメージはやはり強くなります。
もちろん、普段地震が来ない地域にも言えることですので全般的にはまだマシなのですが、
決して油断だけはしないでほしいことだけ伝えておきたいです。
双方に固有のリスクはありますが、総評としては
普段から地震に見舞われているのに現存する地域は、
それだけ災害には強い造りになっていることも多いです。
故に、普段地震が起きる地域の方が案外、安全面では勝っていることがあります。
最近では建築技術も更に進歩している為、繰り返し襲う地震にもしっかり耐えるだけの力を持った
震災に強い家もできています。大事な家財を守るためにも、値は張るかもしれませんが
自然災害で壊されることのない造りにし、全く来ない地域より敢えてよく来る地域の中で
地盤の強い場所を見つけるのが、持ち家を買う時には大事なポイントにもなると思います。
あとは地震に対しての心のもちようです。
大地震が繰り返し襲われる場所はとにかく「安全」へのこだわりを持つことで、
自分自身に心のゆとりを作れるようになります。
地震が来ていつも不安な人は、今一度"安全地帯"を作ってみてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
ちょっとだけ追記:
本日は安政東海地震の翌日及び安政南海地震にちなんで
津波防災の日と制定されているのですが、
このブロマガでは、全ての自然災害をグレゴリオ暦(現在の世界基準である"西暦")に
直して全て発表しているため、本来の安政南海地震は12月24日になります。
和暦だと今日が該当し、法律でも制定されていますが、
ここでは時間軸については、世界基準を採用いたしますので、
安政南海地震の記事が見たい方、あと49日お待ちください。(※期待しなくて大丈夫ですw)
管理者のNDです。
11月05日は、
津波防s塩屋崎沖地震から80年です。
死者は1人でしたが、福島県の沖で発生した一連の地震で
M7.5を筆頭に、同日にM7.3、翌日にもM7.4も観測するなど、
11月中に7度も津波を観測するという大規模地震が短期間で連続したのが特徴的な地震です。
プレート境界型の地震では、このように強い地震が連続で発生することがあります。
尚、この地震でいわき市は3回とも震度5を観測し、がけ崩れや家屋損壊などの被害もでました。
今回は、
「繰り返し大地震に見舞われている地域」をテーマにお伝えしていきます。
前日は普段地震の起きない地域で紹介しましたが、今度はその逆を連日として
同じような形で紹介します。
数十年間で何度も強い地震に見舞われている地域というと、
茨城県をはじめ、宮城県や千葉県など、東日本の太平洋沿岸沿いが代表的です。
次いで西日本の太平洋沿岸沿いの地域、長野県などのフォッサマグナ周辺といった場所が
国内でも比較的地震の多い地域の部類に入ると思います。
昨日紹介した面と照らし合わせながら、これらの地域に住んでいる人が
気を付けるべき点を紹介します。
まず、体感自体ですが前例が多いので、地震自体には慣れているとは思います。
しかし普段地震があっても、それが強い地震となると慣れている地域といえど、
地震が起きている間は確実に驚きます。しかし普段の地震を訓練だと思っていれば、
強い地震でも初動のうちに机の下に入る準備を反射的に行えるので、
普段地震がない地域に比べれば、よほど普段よりはるかに強い地震でない限りは
初動には強い動きができるはずです。経験や伝承されている教訓を生かして震災時は動ければ、
早ければ数時間で持ち直し、数日経てば平静を保てるようになると思います。
一方、かえって地震が多い地域ではノイローゼになるリスクを伴うことがあります。
地震後に強い地震が何度も同じ地域で発生すると、地震酔いを生じたり
酷いと地震の揺れそのものを感じるだけでストレスを感じてしまう軽いノイローゼのような症状に
見舞われることがあります。震度4までは揺れに慣れることもできますが、
5弱以上が3回以上起きれば、普段発生しない事象な分、精神的なダメージは揺れの恐怖以上に
受けることになります。そんな時はとにかく部屋の安全を確保すると良いです。
車中泊などは前向きに推奨することもできませんが、
地震活動があまりに多い時は1~2日手段として考えるのはありです。
直接的外傷よりも精神的にくる心身へのダメージを防ぐように努めてください。
次に、建物ですが普段から地震に見舞われ続けているとそのうち同じ揺れでも耐えられなく
場合が出てきます。ごく小規模でも液状化などを伴っているので、
建物自体が長年何度も揺れに見舞われているうちに段々と耐性を失っていきます。
建物ではないですが、その地域のダメージ度がわかる目安に電柱があります。
電柱は、基本的に垂直に直立しているのですが繰り返し起きる地震で少しずつ傾く場合があります。
その傾きを糸を通した5円玉を吊るして確認すると、その地域がこれまでの地震でダメージを
どれだけ受けているかわかってきます。当然ながら電柱から5円玉が離れているほどその電柱は
大きく傾いていることになりますから、次の大地震発生時では耐えられなくなったということが
考えられます。いつもこの地震までは大丈夫だったと思わず、次は無理かもしれないという
気持ちで考えると良いです。建物では、特にコンクリートの亀裂などが分かりやすいと思います。
負担がそこにそれだけかかっている証拠になるので、より大きな規模の地震が来ずとも
ダメージを受けることになりますから、繰り返し起きている地震で耐久が落ちて
ダメージが蓄積されていると考えてください。
この辺は、ゲームのスマブラなどで例えるといいかもです。
同じスマッシュ攻撃でも、%が溜まっていればふっとびやすくなるといった感じです。
いつも画面外ぐらいの所で踏みとどまっても、次は場外まで飛んで撃墜されるかもしれません。
ちなみに、実際に本震後の余震で崩れるケースはよくあります。
また二回として全く同じ地震というものは起き辛く、数mずつでも震源は変わります。
以前に紹介したことがありますが、震源位置がずれることでそれまで被害が少なかった地域が
同じ規模でも崩れてしまうことは十分にあり得ますので、気を付けてください。
そして地域の地盤ですが、土砂崩れなどは普段地震がない地域に比べれば若干リスクが減りますが
環境によってはその時に脆くなっていると、今度の地震では崩れたってことが起こりえます。
例えば雨が降った直後は、当然土砂災害の危険性は翌日などであっても高くなります。
川が増水している時に大地震が来る方が、堤防へのダメージはやはり強くなります。
もちろん、普段地震が来ない地域にも言えることですので全般的にはまだマシなのですが、
決して油断だけはしないでほしいことだけ伝えておきたいです。
双方に固有のリスクはありますが、総評としては
普段から地震に見舞われているのに現存する地域は、
それだけ災害には強い造りになっていることも多いです。
故に、普段地震が起きる地域の方が案外、安全面では勝っていることがあります。
最近では建築技術も更に進歩している為、繰り返し襲う地震にもしっかり耐えるだけの力を持った
震災に強い家もできています。大事な家財を守るためにも、値は張るかもしれませんが
自然災害で壊されることのない造りにし、全く来ない地域より敢えてよく来る地域の中で
地盤の強い場所を見つけるのが、持ち家を買う時には大事なポイントにもなると思います。
あとは地震に対しての心のもちようです。
大地震が繰り返し襲われる場所はとにかく「安全」へのこだわりを持つことで、
自分自身に心のゆとりを作れるようになります。
地震が来ていつも不安な人は、今一度"安全地帯"を作ってみてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
ちょっとだけ追記:
本日は安政東海地震の翌日及び安政南海地震にちなんで
津波防災の日と制定されているのですが、
このブロマガでは、全ての自然災害をグレゴリオ暦(現在の世界基準である"西暦")に
直して全て発表しているため、本来の安政南海地震は12月24日になります。
和暦だと今日が該当し、法律でも制定されていますが、
ここでは時間軸については、世界基準を採用いたしますので、
安政南海地震の記事が見たい方、あと49日お待ちください。(※期待しなくて大丈夫ですw)
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