どうも、
管理者のNDです。
10月17日は
石川県西方沖地震から88年です。
この地震は最初にM5.3の地震が起きた後、4分後に本震となるM6.3の強い地震が来ました。
大聖寺や小松付近では煙突が破損し、佐美山では150mにわたるがけ崩れといった被害も出ました。
この地震で1人が死亡しています。
また、今回の地震は海震が原因ではなかったかとされる報告もあります。
今回は、
その「海震」をテーマにお伝えしていきます。
海震は、簡単に言うと海で感じる地震のことです。
船舶などが衝撃波のようなP波を受けて、大きな被害を生じることがあるそうです。
「海で揺れるなら、それ津波だろw」
って思うかもしれませんがまずはそうではありません。
津波はどちらかというと横波としての表面波になります。
地震にはP波とS波があり、それぞれ縦波と横波です。
その2つの波のうち、P波は液体・気体をも通す波になります。
P波は言ってみれば海の中を伝わる音波のようなもので、それが振動として具現化したものです。
イメージとしては、
貴方がペットボトルの水を揺らして波を作っているのはS波です。
対し、貴方がドアをグーでノックしたら建物中にP波を伝播させています。
海震でこの仕組みをわかりやすく言うと、花火や巨大なスピーカーの近くで音を聞く時、
耳ではなく体全体が衝撃波を受けて響くようなイメージです。
海震の場合、震央付近が"音源"にあたる場所です。すなわち、港近くの沿岸部が震源の場合、
この海震の被害が大きくなる可能性があります。湖底が震源だと理論上は湖でも
海震が発生する可能性があります。
よく島を船で行き来する人にとっては、将来遭遇しうるかもしれません。
海上なら大丈夫と思いながら、緊急地震速報を受信して、そこが震源直下だったら
船でも難破する程の揺れに襲われることがあることを知っておいてください。
ちなみに日本では実際に1968年の十勝沖地震(震源は青森県東方沖)で、
M7.9の地震を引き起こした震源付近を航行中の船員が
「重要なエンジンが壊れたような振動が船中に伝わったような感覚がした」という記述があります。
また、近年では東日本大震災でも海震の報告がされています。
また世界に目を向けると、船舶が破損する事態にまで及んだこともあるそうです。
瀬戸内海や紀伊水道など船舶の行き来が多い場所、
はたまた伊豆・沖縄などでM7程度以上の強い地震が起きた際は、
高速船やフェリーを利用している知人がいたら心配してあげてください。
最後に、ちょっとした豆知識を伝授すると
長周期地震動階級と同じように、海震にも実は階級が存在します。
人体の感覚をもとに1~10の10段階が設定されているようですが、
現代では、滅多に用いられることはないようです。以前は昭和20年ごろまで報告義務はあったらしい。
ちなみに1が軽震、2~4が弱震、5が中震、6が強震、7~9が烈震、10が激震だそうです。
気になった人は調べてみてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
10月17日は
石川県西方沖地震から88年です。
この地震は最初にM5.3の地震が起きた後、4分後に本震となるM6.3の強い地震が来ました。
大聖寺や小松付近では煙突が破損し、佐美山では150mにわたるがけ崩れといった被害も出ました。
この地震で1人が死亡しています。
また、今回の地震は海震が原因ではなかったかとされる報告もあります。
今回は、
その「海震」をテーマにお伝えしていきます。
海震は、簡単に言うと海で感じる地震のことです。
船舶などが衝撃波のようなP波を受けて、大きな被害を生じることがあるそうです。
「海で揺れるなら、それ津波だろw」
って思うかもしれませんがまずはそうではありません。
津波はどちらかというと横波としての表面波になります。
地震にはP波とS波があり、それぞれ縦波と横波です。
その2つの波のうち、P波は液体・気体をも通す波になります。
P波は言ってみれば海の中を伝わる音波のようなもので、それが振動として具現化したものです。
イメージとしては、
貴方がペットボトルの水を揺らして波を作っているのはS波です。
対し、貴方がドアをグーでノックしたら建物中にP波を伝播させています。
海震でこの仕組みをわかりやすく言うと、花火や巨大なスピーカーの近くで音を聞く時、
耳ではなく体全体が衝撃波を受けて響くようなイメージです。
海震の場合、震央付近が"音源"にあたる場所です。すなわち、港近くの沿岸部が震源の場合、
この海震の被害が大きくなる可能性があります。湖底が震源だと理論上は湖でも
海震が発生する可能性があります。
よく島を船で行き来する人にとっては、将来遭遇しうるかもしれません。
海上なら大丈夫と思いながら、緊急地震速報を受信して、そこが震源直下だったら
船でも難破する程の揺れに襲われることがあることを知っておいてください。
ちなみに日本では実際に1968年の十勝沖地震(震源は青森県東方沖)で、
M7.9の地震を引き起こした震源付近を航行中の船員が
「重要なエンジンが壊れたような振動が船中に伝わったような感覚がした」という記述があります。
また、近年では東日本大震災でも海震の報告がされています。
また世界に目を向けると、船舶が破損する事態にまで及んだこともあるそうです。
瀬戸内海や紀伊水道など船舶の行き来が多い場所、
はたまた伊豆・沖縄などでM7程度以上の強い地震が起きた際は、
高速船やフェリーを利用している知人がいたら心配してあげてください。
最後に、ちょっとした豆知識を伝授すると
長周期地震動階級と同じように、海震にも実は階級が存在します。
人体の感覚をもとに1~10の10段階が設定されているようですが、
現代では、滅多に用いられることはないようです。以前は昭和20年ごろまで報告義務はあったらしい。
ちなみに1が軽震、2~4が弱震、5が中震、6が強震、7~9が烈震、10が激震だそうです。
気になった人は調べてみてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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