どうも、
管理者のNDです。
今日、9月7日は
平成16年台風18号の通過から14年です。
死者43人を出し、日本の広域で大被害になりました。
瀬戸内海や日本海側沿岸で高潮も発生し、広島県の厳島神社では社殿倒壊及び浸水、
長崎は
北海道大学ではポプラ並木が倒れるなど、記録的かつ猛烈な"風台風"となった台風です。
広島県では60.2m/s、札幌でも50.2m/sの最大瞬間風速を記録しています。
今回は「台風の種類」をテーマにお伝えしたいと思います。
よく、「今回の台風は典型的な雨台風だった」といった言葉を見聞きすると思います。
多くの場合、雨台風・風台風といった言葉があります。
雨台風は多くの場合、前線の活動が台風によって活発化して集中豪雨などが接近前から発生する、
台風本体よりそちらの方が被害を受けることが多いです。
経験上は、梅雨前線・秋雨前線など、ほかにも温帯低気圧の性質を帯びた台風が
この雨台風になりやすいです。
風台風と、わざわざ台風に「風」を使うのは妙なのですが
主に「非常に強い」勢力のまま上陸した時はこのようなことが多く、
風で様々なものが飛来・落下するほか、最悪家屋が飛ぶ恐れもあります。
また、風は西日本の瀬戸内海や湾構造になっている場所では高潮の被害を受けることもあり、
低地が広範囲に浸水するなどして危険な状態になることもあります。
風台風は、稀に海上での被害が著しかったりすると"波台風"と呼称されることもあります。
次の台風がどのようになるかは、気象条件に注意してください。
基本的に強い台風・非常に強い台風と呼ばれている時は風に、
前線活動が台風接近前から活発化している場合は雨に警戒が必要です。
ただ、猛烈だったり超大型の台風だったりした場合は話が変わります。
その場合は基本的に両方の性質を伴うこともあり、更に注意が必要です。
十分に気を付けてください。
ちなみに、台風は「小型」や「弱い台風」という呼び名は現在存在しません。
この表現を使用してしまい、
「小さいから大したことない」「弱いなら大丈夫」と誤解する方が増えてしまったためです。
台風は小さい場合は、中心付近にエネルギーが集中するのでピンポイントで当たれば甚大です。
また、弱い台風という当時の定義でも大型だったり温帯低気圧の性質を帯びているなら、
決して油断できない台風になります。
そもそも"台風"の時点で、警戒を強めるべき気象状態である大前提を忘れてはいけません。
ちなみに、現在の報道メディアでは小型といわずに「コンパクトな台風」と言うことがあります。
尚、台風の呼び名は様々な呼称があります。
一応ですが・・・今年は「逆走台風」がありましたね。
普段台風はくの字っぽく東に進路を描きながら上陸しますが、
今回関東に接近し三重に上陸した台風はつの字のような進路で西に向かっていました。
かなり稀ですが、南に下がる台風もあるそうです。
簡単な呼び名リストとしては・・・
迷走台風:複雑な進路を描いてその名の通り、東西南北問わず移動する台風。停滞することもある
くるりーん台風:主に太平洋を弧を書くように一周する台風で、再発達することも。
越境台風:東の日付変更線を超えて、ハリケーンから台風定義に変わることも。
台風の第一報がいきなり「非常に強い」から始まることもしばしばあります
逆走台風:前述のとおり、通常北東方向に進む台風が、西に向かいながら接近する台風がある。
偏西風に逆らう意味でも用いられます。
五輪台風:同じ時間軸に5つの台風が存在する珍しい状態。
尚、3つの時は三つ子台風、2つの時は双子台風と呼ばれます。
復活台風:一度熱帯低気圧にまで衰弱した台風が再発達して同じナンバリングで復活する台風も。
多くの場合は迷走しているか、東南アジア方面で生じることがあります。
長寿台風:台風の寿命はおおよそ1週間ですが、2週間前後台風として存在し続けると呼ばれます。
これも多くの場合は迷走していたり停滞しているなど、他の条件を伴ってきます。
これでも一部です。いろいろ探してみると、台風の中には興味深いものもあります。
ですが、どれも台風ですから、防災上種類が多ければそれだけ台風と一言では
中々備えられないものですので、気を付けてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
今日、9月7日は
平成16年台風18号の通過から14年です。
死者43人を出し、日本の広域で大被害になりました。
瀬戸内海や日本海側沿岸で高潮も発生し、広島県の厳島神社では社殿倒壊及び浸水、
長崎は
北海道大学ではポプラ並木が倒れるなど、記録的かつ猛烈な"風台風"となった台風です。
広島県では60.2m/s、札幌でも50.2m/sの最大瞬間風速を記録しています。
今回は「台風の種類」をテーマにお伝えしたいと思います。
よく、「今回の台風は典型的な雨台風だった」といった言葉を見聞きすると思います。
多くの場合、雨台風・風台風といった言葉があります。
雨台風は多くの場合、前線の活動が台風によって活発化して集中豪雨などが接近前から発生する、
台風本体よりそちらの方が被害を受けることが多いです。
経験上は、梅雨前線・秋雨前線など、ほかにも温帯低気圧の性質を帯びた台風が
この雨台風になりやすいです。
風台風と、わざわざ台風に「風」を使うのは妙なのですが
主に「非常に強い」勢力のまま上陸した時はこのようなことが多く、
風で様々なものが飛来・落下するほか、最悪家屋が飛ぶ恐れもあります。
また、風は西日本の瀬戸内海や湾構造になっている場所では高潮の被害を受けることもあり、
低地が広範囲に浸水するなどして危険な状態になることもあります。
風台風は、稀に海上での被害が著しかったりすると"波台風"と呼称されることもあります。
次の台風がどのようになるかは、気象条件に注意してください。
基本的に強い台風・非常に強い台風と呼ばれている時は風に、
前線活動が台風接近前から活発化している場合は雨に警戒が必要です。
ただ、猛烈だったり超大型の台風だったりした場合は話が変わります。
その場合は基本的に両方の性質を伴うこともあり、更に注意が必要です。
十分に気を付けてください。
ちなみに、台風は「小型」や「弱い台風」という呼び名は現在存在しません。
この表現を使用してしまい、
「小さいから大したことない」「弱いなら大丈夫」と誤解する方が増えてしまったためです。
台風は小さい場合は、中心付近にエネルギーが集中するのでピンポイントで当たれば甚大です。
また、弱い台風という当時の定義でも大型だったり温帯低気圧の性質を帯びているなら、
決して油断できない台風になります。
そもそも"台風"の時点で、警戒を強めるべき気象状態である大前提を忘れてはいけません。
ちなみに、現在の報道メディアでは小型といわずに「コンパクトな台風」と言うことがあります。
尚、台風の呼び名は様々な呼称があります。
一応ですが・・・今年は「逆走台風」がありましたね。
普段台風はくの字っぽく東に進路を描きながら上陸しますが、
今回関東に接近し三重に上陸した台風はつの字のような進路で西に向かっていました。
かなり稀ですが、南に下がる台風もあるそうです。
簡単な呼び名リストとしては・・・
迷走台風:複雑な進路を描いてその名の通り、東西南北問わず移動する台風。停滞することもある
くるりーん台風:主に太平洋を弧を書くように一周する台風で、再発達することも。
越境台風:東の日付変更線を超えて、ハリケーンから台風定義に変わることも。
台風の第一報がいきなり「非常に強い」から始まることもしばしばあります
逆走台風:前述のとおり、通常北東方向に進む台風が、西に向かいながら接近する台風がある。
偏西風に逆らう意味でも用いられます。
五輪台風:同じ時間軸に5つの台風が存在する珍しい状態。
尚、3つの時は三つ子台風、2つの時は双子台風と呼ばれます。
復活台風:一度熱帯低気圧にまで衰弱した台風が再発達して同じナンバリングで復活する台風も。
多くの場合は迷走しているか、東南アジア方面で生じることがあります。
長寿台風:台風の寿命はおおよそ1週間ですが、2週間前後台風として存在し続けると呼ばれます。
これも多くの場合は迷走していたり停滞しているなど、他の条件を伴ってきます。
これでも一部です。いろいろ探してみると、台風の中には興味深いものもあります。
ですが、どれも台風ですから、防災上種類が多ければそれだけ台風と一言では
中々備えられないものですので、気を付けてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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