『ボクタク』


INDEX

サービス概要

出演者より

スタッフより


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■サービス概要


烏賀陽弘道 ・開沼博の月一対談をベースにした『ボクタク』です。

以下のサービスが全てご利用いただけます。



◎出演者

・烏賀陽弘道(ジャーナリスト・『報道の脳死』『朝日ともあろうものが』)

・開沼博(社会学者・『フクシマ論』『地方の論理』)

近年最も注目を浴びるベテラン・若手の2人を中心に、現代人に問われる様々な問題をテーマを絞り、深く掘り下げます。


◎ニコニコ生放送(月1回)

・絞り込まれたテーマでの2人の対談(2時間程度)の生放送(モノクロ)

・対談後「編集後記」スペシャルコーナー(30分程度)の生放送(カラー)

モノクローム映像にて社会・科学・文化など、私たちを取り巻く様々な問題について、多角的でユニークな視点から議論を展開していきます。

対談後のスペシャルコーナーでは、番組を終えて一息ついた2人が番組裏話を公開。出演者の意外な一面が垣間見えるかもしれません。視聴者からのコメントにも答えられるホッコリした参加型コーナー(一部有料)を予定しております。


◎アーカイブ

・対談生放送の録画映像

生放送を見逃した方でもお好きな時に視聴いただけるように、番組はアーカイブ化します。


◎メルマガ配信

・月1回、対談の「書き起こし(文章化)」「音声ファイル」をEPUBにて配信。

【観る】配信【聞く】音声ファイル【読む】書き起しにより、ユーザーの環境や生活スタイルに左右されないシームレスな参加が可能になります。

例えば、通勤時に【聞く】読み物として静かな場所で【読む】気になったところを【観る】等、利用方法・組み合わせは無限です。各自のライフスタイルに合わせてお楽しみください。

・『ボクタク』のePubファイルは推奨環境として、下記のリーダーでの動作確認を行っております。

(※各URLよりダウンロードできます。) 

  *Readium【Windows】 http://goo.gl/6eN8k

  *Murasaki【Mac】 http://goo.gl/i0tLh

  *iBooks【iPhone・iPad】 https://ssl.apple.com/jp/apps/ibooks/

   (※またはitunesの検索機能から「iBooks」で検索ください。)


◎『ボクタク』公式サイト(bokutaku.com

・対談内容をめぐる様々な意見交換・交流などを目的とした、『ボクタク』独自の公式サイトbokutaku.com

対談で取り上げた内容・派生した問題などについて交流・意見交換する場になります。利用者の積極的で自由な意見交流があって初めて『ボクタク』は完成します。公式サイトは全ての人に無料で開放しています。


沢山の方に視聴・参加していただけるようリーズナブルに設定しました。


◎チャンネル利用料

315


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■出演者より

【烏賀陽弘道】読者の皆様へ【ボクタク】

 インターネットは天国だ。スポンサーや上司の介入がない。よくわかりもしないくせに「あれは言うな」「これは言うな」と介入してくる愚か者がいないのだ。新聞や雑誌というアナログメディアでさんざん煮え湯を飲まされてきた私にとって、まさに「自由の新天地」である。

 ところが巷のインターネットに流れる言論の、何と無難で、月並みで、凡庸なことだろう。何とつまらないことだろう。「そんな凡庸な話、こんな自由なメディアでやる必要あるの?」というような「どうでもいい話」が大半だ。これは自由の無駄遣いでしかない。

 私は報道記者だ。記者は人気者である必要などない。真実を語りさえすればよい。必然的に、自分の書いたもの、言ったことを人がどう思うのか、まして自分自身を人がどう思うのか、私は職業上の関心を持たない。それこそ、どうでもいい話なのだ。

 一つだけ言うなら「賛成意見しか来ない論は最悪だ」ということだ。誰もが賛成する論など、言う必要がないのだ。誰もが否定する論は、最初から何かが間違っている。激しい賞賛と激しい否定相半ばする。それこそがネットという自由の新天地にふさわしい言論なのだ。

烏賀陽弘道


【開沼博】読者の皆様へ【ボクタク】

烏賀陽さんとブロマガやると言ったら「大丈夫すか、いつも炎上してますよ」と言われた。一方、「中の人」も、開沼とやると言ったら「それどうなんだ」と懸念を示されたと話す。

なるほど。「大丈夫」な議論ばかりしているから色々グダグダになってるんじゃないだろうか。
「それどうなんだ」ってとこに突っ込まないからこうなってるんじゃないだろうか

同じ志向を持つ「同質な者」同士が群れ合い、価値観の違う「他者」を避けあう中で語られる安直な「希望」など社会を変えるわけがない。

世代も(40代と20代)出身も(西と東)バックグラウンドも(ジャーナリズムとアカデミズム)違う言葉の衝突から断絶をつなぎ、閉塞を打ち破る切り口が生まれればいいと思う。

よろしくお願いいたします。

開沼博


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■スタッフより

【コンセプト】知は自ら考える者にのみ与えられる【ボクタク】

『ボクタク』の基本フレームワークは、(対談を)見る、(その語りを)聞く、(テキストを)読むという立体構造。

 氾濫する情報と多忙な時間に追われる現代人が本気で向き合うことのできる思考体験として、まず空間に縛られない体験(ライブ配信)を核として提供。それをさらに時間に縛られることなく追体験し深めることのできるアーカイブやテキスト、そして混んだ通勤電車でもポッドキャスト感覚で体験できる音声ファイルとして配信。

 将来的には”しおり”や読み進んだ位置などをテキスト・音声の境を超えて同期するなど、シームレスな体験として統合的に提供することを目指していく予定。

 配信末尾の編集後記的なフリートークの時間には、ソーシャルストリーム上の視聴者からのツッコミを受け入れ、それに応えていく他、コンテンツポータルサイト「bokutaku.jp」では、ユーザー同士が対談で投げかけられたテーマについて議論を戦わせ,テーマをより深める事が可能。

【知の立体性】「いつでもどこでも」を超えて【ボクタク】

『ボクタク』が多様なメディア形態でのコンテンツ提供にこだわるのは「いつでもどこでも」的な発想からばかりではない。

 インターネットの普及が始まって10余年。とかく僕たちの知は「薄っぺらい」ものになっていると感じることはないだろうか。同じ内容のコメントであってもテキストベースのそれと、肉声のそれ、さらに映像を伴った言葉とでは、その印象がまったく違うのは、誰もが体験したことのある事実だろう。

 ならば知的な思考においても、それがどんなメディアにパッケージされているかということは、少なからず意味を持つ筈だ。そして、より多角的な媒体を通じて体験し思考することで、より立体的で、血肉のある”知”を獲得できるのではないか?…それこそが『ボクタク』の企てである。

【電子書籍】Think as Action【ボクタク】

“電子出版元年”という言葉が言われるようになって久しいが、その行方はまだ混沌の彼方にある。『ボクタク』は、電子出版に一つの解がある、という立場からでなく、むしろその融通無碍さ、多様さを通じて、従来の出版が果たせなかった知への刺激を試みたい。

『ボクタク』は、静物でなく動体であり、運動だ。常に今と向き合い、語り、思考し、走り続ける。しかし人間の思考とは常に全方位に向かうものでもある。将来、未来を指向すると共に、時間的空間的に水平的思考をめぐらし、さらに過去を省み知恵に学ぶという営みだ。

 そこで『ボクタク』は、自らの営みを常にアーカイブし続け、それを思考に再充填できる仕組みを提供する。アーカイブは動画のみならず、テキストデータをも対象とし、それはあたかも「縮刷版」として、典型的な電子“書籍”で提供される予定。

 知を求むる行動者よ、『ボクタク』に集結せよ。