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■【第五回ボクタク】の予告
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■【第五回ボクタク】の予告
2013年5月27日(月) 21:00~生配信!
◎対談テーマ
その1)【スリーマイルとチェルノブイリ】
烏賀陽弘道氏がJBPRESSで連載した『スリーマイルからフクシマへの伝言』は、緻密で丁寧な烏賀陽氏の取材と真摯な記事が読者の心を揺り動かし、注目の大人気シリーズとなった。記者がスリーマイルの現地へ足を運び、そこに暮らす人々の話や様子、建物や看板に書かれた文章などの最新状況を読者に伝える、ということがどれほど重要なことであるかを実感するものでもあった。また、取材当時の記者が感じた現場の質感や感情などは、当番組【ボクタク】において語られ、より一層の深い理解と問題提起に繋がった。(過去の【ボクタク】生放送がYouTubeにて視聴できるので、是非ご覧いただきたい。リンクは下記「参考」を参照のこと。)
チェルノブイリ原発事故から今年で27年―社会学者・開沼博氏が先日、事故現場チェルノブイリを訪れた。事故現場の状況、周辺の状態、人々の暮らしや仕事など、時を経た原発事故現場がどのような姿をしているのか。実際に現地へ赴き、その姿を冷静に見つめてきた開沼の中に、一体どのような情報・思考が蓄積されているのだろうか。
何かを継続的に見つめ続ける、ということがいかに重要なことかは、3.11以降の日本において多くの人が実感してきたことである。しかし、彼らは見つめ続けるだけではない。スリーマイルの烏賀陽弘道氏と、チェルノブイリの開沼博氏。見つめるのみならず、どちらも現場に足を運び、実際に体感し、話を聞き、過去から現在までをまとめ上げ、今をどう生きるかを思考し続けている。フィールドワークを通して語られる彼らの対談テーマが満を持して登場。
その2)【原発と戦後の関係について】
書籍『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか』で社会学者・開沼博氏は戦後日本と原子力発電の歴史的経過を明確に示した。彼が何故「原発」に焦点を当てるようになったかは、当番組【ボクタク】でも話題に上がったことがある。(過去の【ボクタク】生放送がYouTubeにて視聴できるので、是非ご覧いただきたい。リンクは下記「参考」を参照のこと。)丁寧でわかりやすく、なにより「いま最も読みたい」というタイミングで発売された書籍と開沼博氏の登場は、今や私たちにとって欠かすことのできない存在だ。戦後と原発のありようを踏まえて現在とこれからの日本について考えることがいかに重要であるかを、私たちに示してくれた。
現場に足を運び、丁寧なインタビュー取材と記事が定評のジャーナリスト・烏賀陽弘道氏。JBPRESSで発表される彼の記事からは、取材対象に向かう記者の真摯な姿が浮かび上がってくる。「何時何分までに何文字を書かなければならない」ような記事とちがい、対象の一つ一つを解剖していくようにじっくりと調べつくすことが出来る彼のスタイルは、私たちにより深い理解と考える機会を与えてくれる。
今回のテーマ「戦後と原発」で語られる烏賀陽氏の話・開沼氏の話それぞれ興味深い。しかし今回の対談で最も注目される部分は、二人の情報・思考が交錯するときに一体何が生まれるのか、その化学反応だ。
(参考)
※烏賀陽弘道著 JBPRESS連載『スリーマイルからフクシマへの伝言』(その1~その5)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/36750
※YouTubeより過去対談【ボクタク】烏賀陽著『スリーマイルからフクシマへの伝言』【13/02/21】
http://youtu.be/rYgbPx8hgc0
※YouTubeより過去対談【ボクタク】開沼著『「フクシマ」論』について【13/01/25】
http://youtu.be/L8KJnX_3sNU
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