脱臼するぷらとぅら のコメント

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恐らく勘違いをしておられるのは「週休五日制度」は「ゆとり教育の一環」ではありません。


週休五日制はILOやOECDの勧告、即ち「日本の生徒、児童の労働時間が、国際労働の基準から多すぎる」ということにのっとったものです。教育というより、官公庁で「週休二日制を推進する」という流れで普及したものです。ゆとり教育とは総合の授業を推進することです。
個人的には総合の授業は余り効果を上げていると言えないと思っています。

”一方期待していた生徒のモラル是正は、学級崩壊、いじめ、無気力化へと変わったのではないかと思います。
強盗が減って詐欺が増えたようなものです。”
確かにこれは、形が変わった非行問題や格差問題として対策が必要であると思います。たぶん、ITが力を貸してくれるでしょう。


格差の固定は問題だと思いますが、では「塾、私立に比類する教育を公教育で行うために、土曜授業を進める」は正しいのでしょうか?

個人的には間違いです。土曜日の授業というのは3時間しかないのです。週に1回、三時間の授業で何が変わるのでしょうか。塾は平日に2,3時間。土曜に4,5時間は授業をしているのです。


 そして、恐らく土曜授業の一番の問題は「教員がブラック職業」と化していくことです。
単純に教員の雇用条件が「週休1日」になるので、待遇は悪くなりますよね。今、東京都の教員採用試験の倍率はおおよそ、3倍以下です。

 それでは、その内「東京の教員になろうと思って試験を受ける人」はどれほどいるのでしょうか。
 実は関東圏の教員採用試験は地方教員採用を目指す人の「練習」になっている、という現状があります。それこそ、合格しても辞退する人が多いのです。恐らく、実質「東京の教員採用を目指して受験する人」の倍率は2倍程度、「滑り止め」と化しています。
 「3倍を切ると人材が確保できない」と言われているので、2倍というのはかなり壊滅的なラインです。(教員目指したいだけの人がいたら二人に一人はすぐに教員になれる、というと分かりやすいでしょうか)

 今、関東圏の教職は大量にいる「非常勤講師」です。教職になっても辞めていく人が多いため、安上がりで何人でも補充できる非常勤講師を地方の大学や教員養成校から大量に集めているのです。こう書くと、業界が大分ブラック化していると思えますね。


 無能な教師の下で土曜に3時間授業が増える、としたら、子供はかえって勉強が嫌いになるでしょう。それよりかは、土曜は休み、平日の授業に備える体制を作り、優秀な人材を増やした方が良いと思います。

No.11 112ヶ月前

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スタンダードジャーナル(THE STANDARD JOURNAL)

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