冬至 のコメント

>>43
 »40へのレスポンスの内容でも触れているのですが、昨今のジェンダーの論点の
なかにおいて、女性の負うべき危険は変わりつつあります。日本の自衛隊においてですらも
女性自衛官の前線配置が検討されている時代なのです。これは女性がただ護られるべき立場である
ことが変わりつつあることの兆候なのではないのでしょうか?
 社会にいるのならば今以上に女性にも危険を分配すべきだという立場において論議をする
のならばともかく、それらを無視して女性は安全圏にいつつあるとするには無理があります。

 歴史を俯瞰して~というは、欧米での女性の社会進出がことに顕著になったのは
第一次世界大戦を経て、男手が戦場に駆り出されるようになりその穴埋めとして
多くの女性が家庭から外へで家庭から外へとでた彼女たちはその過程において
社会における自分たちの権利や地位の保障を求めるようになりました。
それらを鑑みると、日本の女性もまた一度家庭から出たのならば、誰かがそのような
運動をおこすのはごく自然の流れだとはいえませんか。
 
 また「クロワッサン論争」についてですが、これはフェミニズムの転換期ですよね。
 またクロワッサン世代が独身で生きていけたのはその当時がバブルであり、経済的に裕福な
女性が多かったから現実化したのです。けれども、バブル崩壊とともにその状況は転換期を
向かえざるをえなくなりました。社会的余裕がなくなった現状では、多くの女性が一人では
生きにくくなったのです。このことは、女性の社会の位置づけをよく表しているのではないのでしょうか。
ただし、クロワッサン世代のフェミニズムの問題としては、パートナーとしての男性の存在の
否定もあります。多くの人間にとって(すべてではありません、それを望まないのは男女ともに一定数
いるのですから)伴侶を望むことは自然な要求とされています。それすらも否定する彼女たち
は極論にはしっているとしか言い表せませんがね。とはいえども、思想ではなく実際に社会に女性が進出したのは
昨今なのです。黎明期において様々問題が起こるのは至極当然です。これはフェミニズムだけに起きる
特有の問題ではないのです。

 あとこれは訂正していただきたいのですが、私はフェミニストでは絶対にありません。
 というのは、フェミニズムにしろマスキュリズムにしろ、けっきょくのところは二極化することによって
その間のグレーゾーンを見落としていますからね。

No.49 130ヶ月前

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兵頭新児の女災対策的随想

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