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莫大な量の地雷原を丁寧に突破しながら進んでおり、依然として制空権を欠いている。また、迎撃用のパトリオットミサイルは2基キーフに設置されているが、前線にはない。

ウクライナに大きなハンディを負わせ、NATOは、圧倒的勝利にならないようにウクライナの兵器供与を制限している。

F-16のパイロット訓練と兵站組織は体制を整えるのに相当以上の時間がかかり、ウクライナは与えられた兵器でロシア軍の一気に追い込むことは不可能であり、兵士の人命を尊重第一とすれば、一歩一歩陣地取りしていくしかないのでしょう。

航空のF-16配備態勢が整うまでにウクライナがどれだけ陣地を奪い取ることができるか。整った時点で停戦交渉が行われるので、ウクライナとしてはその時点までの攻勢がどういう結末になるかにかかっている。ロシアとしてもウクライナの制空権が整えばロシアの敗戦は決定的であり、現状を維持すべく頑張らざるを得ないでしょう。

戦争回避とか停戦は地空海3軍の兵站がある水準まで整わなければ、相手に攻撃されるばかり、今回のようにNATOの支援がなければ成り立たないことが分かったのは、「平和ボケ」の日本にとっては国民に対する大きな教訓になっている。ウクライナの人々には申し訳ないが、日本にとっては、グッドタイミングといえる。

No.7 32ヶ月前
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