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若いマルクスがプロレタリア独裁を唱え、ソ連が起こった。しかし、それはうまくいかなかった。その理由として不条理な人間性との妥協がなかったからだろうと私は推測している。晩年のマルクスはカマンを重視する共同体構想を描いていたらしい。プロレタリア独裁を超越していたらしい。日本流に言えば、入会とも言えよう。

中国人は日本のモンゴルを遥かに上回る激しい侵略には西側の金に買収される蒋介石でなく金に買収されない毛沢東を選択し日本の侵略軍を追い出すことに成功した。

スターリンを嫌った毛沢東はソ連型プロレタリア独裁の限界を見ていたのだ。人間性の不条理と妥協することが民生向上には欠かせないことを知っていた。だから、彼らは米国のシステムたる新自由主義を敢えて受け入れ、今や、米国を上回る経済力を持つようになっている。

ここで、忘れてならないのは、中国も米国も独裁政権であることに変わりないということだ。前者では中国共産党と人民解放軍が上部構造をなし、後者ではウオール街とDSが上部構造となっている。前者がレーニンが発見した「帝国主義」に異を唱え、後者は帝国主義を根幹たる理念にしている。

続く

No.2 60ヶ月前
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  • バイデン政権の対外姿勢の柱は対中強硬路線。この路線遂行に、国際協調志向。日、米、豪、印の戦略対話(クワッド)もその一環。この中、米国は、二階幹事長の対中融和姿勢はマイナスと認識。研究所経由で批判。これに呼応し、日本国内で二階幹事長批判が高まる。

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