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<目次>
・1.紙ジャケットCD―プログレの美学―加筆修正版(竹川 真)
・2.プログレの歴史―プログレ誕生・1969年(その1)―(編集:守影忍)
・3.編集後記(お局)

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1.紙ジャケットCD―プログレの美学―加筆修正版(竹川 真)
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イエス名盤5作品から始まった紙ジャケ文化

紙ジャケの歴史(1)

紙ジャケとは?
簡単に言ってしまうとアナログ盤でリリースされた作品をCD化する際に、ジャケットを縦横135ミリのCDサイズに縮尺し、内袋、ブックレット、ポスターまでも精巧に再現したミニチュアのことです。

紙ジャケの始まりは、‘94年3月にMASTER OF JAZZ 20bit K2シリーズとしてビクターよりリリースされた20タイトルです。
それに続いて’94年9月にエマーソン、レイク&パーマーの名盤「エマーソン、レイク&パーマー」、「タルカス」、「展覧会の絵」の3タイトルがリリースされました。
これがロック紙ジャケの始まりでもあります。
ところがこの紙ジャケ、浸透するには時間がかかってしまいました。