bonetでの「四代目アニメの門」が終了し、アニメ!アニメ!で時評連載『アニメの門V』が始まりました。第1回は『バケモノの子』について考えています。 どうして『アニメの門V』かというと、「アニメの門」を関した時評の連載を始めるのが、これで5回目になるからです。なので、読みは「ブイ」ですが意味合い的には「ファイブ」と。 では、今回も行ってみましょう。
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『セーラームーン世代の社会論』(稲田 豊史)
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1.最近のお仕事紹介
2.Q&A
3.前回のアニメの門チャンネル
最近のお仕事
1.朝カル講座「アニメを読む」(東京)
8月9月は次のようなラインナップです。
8月22日(15日ではないです):アニメの可能性(2)『獣兵衛忍風帖』&『A KITE』
9月19日:『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』
2.SBS学苑「アニメ映画を読む」
SBS学苑パルシェ校の「アニメを読む」の次回は7月26日(日)です。お題は『メガゾーン23』。懐かしいだけではない作品です。興味ある方は是非。
終わった後は有志でお昼の後、ホビーセンター『エヴァと日本刀展』最終日へ滑り込む予定です。
http://www.sbsgakuen.com/gak0130.asp?gakuno=2&kikanno=167831
3.『機動戦士Vガンダム』BD-BOX1
ブックレットの構成をしました。伝説的とも言えるDVD-BOXとは、内容が被らないように、初期の企画書、当時の富野監督インタビュー再録、新規スタッフ座談会(現在はそれぞれ監督となられた山本裕介、渡邊哲哉、森邦宏のお三方)などの趣向を盛り込みました。興味ある方は是非お求め下さい。BOX2も現在鋭意作業中です。
4.Febri Vol.30(一迅社)
「Febri」最新号では、新連載(短期ですが)として「声優語」が始まりました。ベテラン役者さんへのロングインタビューです。初回は榊原良子さんに、経歴から仕事に対するスタンスまでいろいろうかがいました。幸い評判もいいようで安心しました。
いつもの連載「主人公の条件」も載っております。今回は『響け!ユーフォニアム』の黄前久美子です。
5.そのほか雑誌やWEB
アニメ!アニメ!で行われた『がっこうぐらし』についての座談会に参加しました。
『QuickJapan』121号に掲載された『クラスルーム・クライシス』のクロスレビューに参加しました。(がっこうぐらしの座談とメンバーがモロかぶりなのは偶然なのです)
Q&A
「なぜなにアニ門」で質問を募集しています。「件名」を「なぜなにアニ門」でpersonap@gmail.comまで送って下さい。文面にハンドル(名前)も入れてください。<
Q:最近原画集や原画展の開催をよく聞きます。これは今後とも続いていく、また発展したりすることはあるでしょうか? また藤津さんは原画展原画集を行う事で一番メリットがあるのはどんな所(誰)だと感じていますか? (H.N むったん)
A:原画集と原画展では、狙いどころがちょっと違うかと。原画集は商業出版より、同人誌が多いように思いますが、これは「仕事の記録」で、アニメーター(自分)の充実した仕事を形にしておきたい/手元に置きたいという人が増えたということだと思っています。これは目的の通り「記録が残る」というメリットがあると思います。 原画展は、背景にアニメの制作工程に関するリテラシーがあがったことがあって成立するようになったと思います。イベントは基本、「作品の知名度を上げる」「ファンサービス」の2点にメリットがあります。そういうイベントが、制作素材をメインに据えてできるようになったのは、(ざっくりではあれ)その価値を認識できるようになった人が増えたからだだろうと。
Q:『うしおととら』を楽しく視聴していますが、ひとつ疑問を感じました。この作品は、なぜ今になってアニメ化されたのでしょうか。もっと早い時期に、それこそ原作が進行している頃にアニメ化されても不思議では無いと感じましたので。当時では描けない何かや理由があったのでしょうか。
A:当時のことはわかりませんが、妖怪描写が怖いものが多いので、深夜アニメ成立以前の'90年代ではスポンサーがつかなかったのではないかと想像します。実際、OVAにはなっているので、当時のTVには向いてないという判断があったのかなと。現在は、深夜アニメ枠であれば怖いのは問題になりませんし、マーケティング的にも30代前半を中心に購買力ある層に刺さる作品をアニメ化するのはすごく自然な流れと思いました。発想としては『ジョジョの奇妙な冒険』第三部のアニメ化と近い印象です。
Q:若手の頃の嬉しかった仕事の依頼は?
A:うれしかったとはちょっと違いますが、フリーになれるかどうかわからない時期に創刊のニュースを知った「G20」。この期間限定ガンダムマガジンには参加できたらなぁと思ったので、最終号に、ライターの小田切博さんの紹介でライターとして参加することができたのはうれしかったです。「間に合った」感はありました。
前回のアニメの門チャンネル
小原篤記者@アニマゲ丼をゲストに、夏のアニメ映画についてあれこれ話をしました。「これ見ていないなら見ておいたほうがいい」というタイトルとして、小原記者は『ひつじのショーン』、僕は『インサイドヘッド』を挙げました。
小原記者は『インサイドヘッド』の中盤、ヨロコビとカナシミが司令部にいなくなってしまうのが、事故を契機としていることが、主であるライリーのドラマと乖離しているところが気になったそうでで、僕ほどは高評価でないとのこと。
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