アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門メールマガジン

アニメ評論家・藤津亮太のアニメの門ブロマガ 第63号(2015/4/10号/月2回発行)

2015/04/11 09:21 投稿

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 初夏のような暑さと思ったら、雪が降ったりして、天候不順ですが、皆様体調はいかがでしょうか。僕は、予想以上に仕事が重なってしまい、綱渡りをしながらスケジュールをキープしている状況です。だから風邪は絶対にひけないな、と気を引き締めているところです。
 さて、今回もいってみましょうか。

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1.最近のお仕事紹介
2.Q&A
3.前回のアニメの門チャンネル
4.不定期アニメ日記


最近のお仕事紹介

1.朝カル講座「アニメを読む」(東京)
 4月以降のラインナップは次の通りです。大河内さんゲストの「脚本について」は副題「プロットを書いてみよう」として、お話作りを体験してもらうワークショップです。
 4月は人数が多くなりすぎると難しいので、4月単体枠での申込みに人数制限を設けました。そろそろ残り枠少ないそうです。
 4月18日 特別講座「脚本について(仮)」 ゲスト講師 脚本家・大河内一楼
 5月16日 アニメの可能性(1)『安寿と厨子王丸』『空飛ぶゆうれい船』
 6月20日 『ねらわれた学園』
 https://www.asahiculture.jp/shinjuku/course/6866f63b-7c13-028b-5f80-54c9f8c3c91c

2.栄・中日文化センター
 4月25日15時より、栄・中日文化センターで「アニメを読む」を行います。お題は『新世紀エヴァンゲリオン』(TVシリーズ&旧劇場版)。東京以外での講座は貴重ですので、中京地区の皆様は是非おこしください。終わった後は有志で簡単な懇親会も行います。
 http://www.chunichi-culture.com/programs/program_161132.html

3.SBS学苑パルシェ校
 5月31日10時半より、静岡のSBS学苑パルシェ校でーで「アニメを読む」を行います。お題は『新世紀エヴァンゲリオン』(TVシリーズ&旧劇場版)のお話しをします。レジュメは中日文化センターのものと同じです。エヴァ・イヤーですから……。
 http://www.sbsgakuen.com/gak0130.asp?gakuno=2&kikanno=166173

4.Febri VOL.28
 『Gレコ』特集で原稿を1本寄稿しています。あとは連載の『主人公の条件』。こちらは『アイカツ!』の大空あかりちゃんについて。

5.各種イベント
 4月24日 12周年イベント「帰り、bpm(うち)寄ってく?」@ロフトプラスワン
 ゴールデン街の「Bar plasticmodel」さんの周年イベントに登壇します。第2部で、出渕裕さんと氷川竜介さんが映像体験を語るトークの司会進行です。
 http://www.plastic-model.net/news/index.html

 5月7日「アニメーター大橋学 トークイベント」@阿佐ヶ谷ロフト
 幻のアニメ『ちびねこトムの大冒険』(http://chibinekotom.com)を中心にしつつ、ベテランアニメーター大橋学さんにアレコレうかがいます。
 http://www.loft-prj.co.jp/schedule/lofta/32896

 5月13日「『デス・パレード』スタッフトークショー」@ロフトプラスワン
 立川譲(監督)、栗田新一(キャラクターデザイン)、角木卓哉(アニメーションP)ほかみなさんにお話をうかがいます。
 http://www.loft-prj.co.jp/schedule/plusone/date/2015/05/13


Q&A

「なぜなにアニ門」で質問を募集しています。「件名」を「なぜなにアニ門」でpersonap@gmail.comまで送って下さい。文面にハンドル(名前)も入れてください。
あるいは、アニメの門チャンネルの有料会員は、アニメの門チャンネルページの掲示板サービスが使えますので、そこに質問をしていただいてもよいです。メルマガの下にあるコメント欄でも結構ですよー。
 よろしくお願いします。


前回のアニメの門チャンネル

 前回の「アニメの門チャンネル」は「元気なGは、富野のG『Gレコ』を振り返る」。ゲストにアートディンクの八木正紀プロデューサーと、アニメーション監督の宮地昌幸さんを招いて『Gレコ』について語り合いました。
 先行上映を2回見に行ったという八木さん。『ザブングル』『ダンバイン』『エルガイム』のように、全く新しい世界を立ち上げていくことに期待感があったそうです。八木さんは、知り合いの方に「わからない」といわれたそうですが、「わからなくていいと思います。そのうちどこかで腑に落ちるところがくるので」というような説明をしたそうです。
 そんな八木さんが最終回を見て思い出したのは、『ザブングル』の鈴木良武さんによるノベライズだとか。こちらのラストはTVとはまた違い、政治状況は大きくかわらない状況で、世界のあり方を知ったジロンに「さてどうする?」と投げかける展開だとか(記憶違いしていたらごめんなさい)。
 この「世界が変わらない」点がポイントという八木さんの指摘は、僕が思っていたところと非常に近く、我が意を得たりな感じでした。八木さん曰く、そういう状況の中で「当事者になっていろいろ見ていくといいんじゃないの?」っていう作品というのが、まず1回見終えての感想だそうです。なのでベルリが世界を見せていくための「カメラとしての主人公」であるという認識も同じものでした。
 有料域に入ってからの宮地さんのお話は、第25話・第26話の絵コンテ作業にまつわる苦労話から始まって、富野監督の本気につきあうとはどういうことかを生々しくおもしろく紹介する内容でした。
 「脚本も富野監督ということは、アイデアが富野監督の“外”に出ていない状態。だからいくらでも変えてしまえる」「総集編の映画でアテたという実感が刻まれていて、それが総集編的話運びをすることにつながっているのではないか」
 などなどいろいろ興味深いフレーズも飛び出しました。
 「アニメの門」は基本クリエイターに登壇をお願いしない方向で考えているのですが、宮地監督には同じクリエイターとして富野監督をどう見ているか一度うかがってみたかったので、シークレットという形でお願いしてよかったと思いました。


不定期アニメ日記

 今回は「アニメの門チャンネル」の『ピックアップトピックス』で取り上げた話題を改めて紹介します。

「クールジャパン機構、KADOKAWAの海外クリエイター育成事業に4・5億円を出資へ」  このニュースはなかなか難しいです。
 これを理解するには、

 

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