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その10 操作される民主主義 フリーメーソンとカント倫理学 戦後教育が理想とする民主的人格をモデル化

2018/06/13 16:10 投稿

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  • カント
  • フリーメーソン
  • 民主主義
  • 人格
  • 旧教育基本法
※この記事は無料ブログ「天野統康のブログ 金融システムから見る経済社会論」
からの転載です。

https://ameblo.jp/amanomotoyasu/entry-12383417863.html


欧米の「操作される民主主義」を作り上げてきた中心勢力フリーメーソン。


そのフリーメーソンの密教の基礎にあるといわれるのが18世紀のドイツの哲学者
カントの倫理学である。


現在の民主社会の病んだ部分を理解するには、その原理をモデル化しなくては
ならない。

そこから、民主主義が患っている病の有効な解決策が導き出されるはずだ。


今回は、前回伝えきれなかった人格と民主主義の「相互作用」によって、
民主的人格が完成することを図解にして解説する。

下図の青い四角の枠線「相互作用」の部分




前回はカントの人格の原理の目的を達成するための「善の意志」(下の図③)と、

「民主主義の方向性と手段」(下の図⑥)が、下の図で融合することをお伝えした。

<リンク>その9 操作される民主主義 フリーメーソンとカント倫理学 隠されてきた民主主義の密教モデルの完成


しかし、人格のモデルと、民主主義の諸権利のモデルが「相互作用」によって
融合する説明については分かりにくく不十分だった。

そこで、今回は、「相互作用」によって、民主主義と人格が融合する過程をモデルにした。


まず、民主主義の論理の起点となる人格のモデルである。
人類にとって普遍妥当な道徳を目的とする「善の感情①」があり、その目的から
導き出される現実とのギャップを認識する「善の知性②」があり、
その目的と現状認識から導き出される「善の意志③」がある。

その人格の形式を最高価値として保障するために、
「人格を保障するための自由、平等、友愛の諸権利④」を与え、
その目的と現実とのギャップを認識するために「人格を保障するための真理の権利⑤」を与え、
その目的と現状認識から導き出される方向性と手段としての
「自由、平等、友愛、真理の相互発展、相互規制⑥」の関係が作られている。

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更に、今回は、人格①~③と、民主主義④~⑥の原理が融合したモデルを、
「人類にとって普遍妥当な道徳法則として認めるとき」に作られる

民主的感情(上の図⑦)、民主的知性(上の図⑧)、民主的意志(上の図⑨)、
それらの人格の要素を統合する民主的理性(上の図⑩)

を図解にした。

⑦「民主的感情」は、①~⑥のモデルを実現することを欲する

⑧「民主的知性」は、①~⑥のモデルを実現するために現実とのギャップを認識する。

⑨「民主的意志」は、①~⑥のモデルを実現するために行動する。


上のモデルを「円モデル」にすると下の図になる


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「⑦⑧⑨の相互作用」は人格の円モデルと民主の権利の円モデルを
融合したモデルを、道徳法則としたことを表している。

このようにして、人格の形式モデルであった「善の感情、知性、意志」は、
民主主義の諸権利のモデルと融合することにより

「民主的な感情、知性、意志」の人格のモデルを下の図のように作りあげる。

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以上が、⑦⑧⑨⑩により相互作用した時に発生する「民主的人格」の
形成モデルとなる。

カントが提唱した人格の原理を参考にし、起点にすることで、現代の民主主義が
目指しているものを法則化し図解にすることが可能になった。

これが、戦後の日本の教育が日本国憲法に基づいて掲げていた
「民主的人格の完成」なのだ。

問題は、このモデルが今まで学問の分野において作られてこなかったことにある。

哲学と倫理学から図形思考を排除してきたためだ。

モデルが作られていないならば、真に民主主義の原理を理解することをは出来ない。

フリーメーソン最上層部ユダヤ系国際銀行権力は、このモデルの原理を無意識化し、
バラバラに分裂させることで、民主主義のもとで人々の意識体験を管理してきたのだ。





次回に続く


(記事終了)



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