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その8 操作される民主主義の源流 フリーメーソンとカント倫理学 人格保障という目的から真理が生じる

2018/05/21 01:50 投稿

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※この記事は無料ブログ「天野統康のブログ 金融システムから見る経済社会論」
からの転載です。

https://ameblo.jp/amanomotoyasu/entry-12376520893.html


欧米の「操作される民主主義」を作り上げてきた中心勢力フリーメーソン。


そのフリーメーソンの密教の基礎にあるといわれるのが18世紀のドイツの哲学者カントの倫理学である。


現在の民主社会の病んだ部分を理解するには、その原理をモデル化しなくてはならない。

そこから、民主主義が患っている病の有効な解決策が導き出されるはずだ。

前回はカントの人格の原理を保障するためにつくられた「個人の尊厳の実現」が、

「人格が保障される範囲内で自由、平等、友愛の諸権利が相互規制しあう状態」

であることをお伝えした。→<リンク>その7 操作される民主主義 フリーメーソンとカント倫理学 人格保障から自由、平等、友愛が発生



前回記載した人格を保障するための自由、平等、友愛の諸権利の一覧表と
円のモデルを、人格を保障するための権利として明確にするために一部を修正した。

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自由、平等、友愛の民主主義を構成する諸権利は、人格の原理と融合することに
より、その意味と範囲を明確にすることが可能になった。

自由も平等も友愛もその言葉のままでは、どこまでも範囲が拡大解釈されていく。


何のための自由の権利か?

何のための平等の権利か?

何のための友愛(人類愛に基づく同胞愛)の権利か?

この「何のための」という目的語を、カントの人格の原理を参考に用いることにより、
諸権利の許容範囲を確定し、その範囲を表すために円のモデルが作り出される。

今回は、民主主義の目的である「個人の尊厳の実現(人格の保障)」=「自由、平等、友愛の相互規制」から、

民主主義に必要な「真理」の概念と権利が発生する事を解説する。


そのモデル化を行う事で、以下のフリーメーソンのシンボルマークに現れている民主主義の密教の全体像が現れてくる。


今回の解説は、下図の青い四角の枠線



下記の図は、フリーメーソンによって作られた日本国憲法の基本原理の全体像を表したものである。



上記の全体像に基づいて、目的を時間軸で表した下記のモデルが作られる。



上記の目的の時間軸のモデルから、人格の原理(①~③)が形成され、
その人格を最高の価値として万人に保障するために

「個人の尊厳の実現」④が民主主義の目的として設定されている。

上記の民主主義の目的から、「現状認識」が生じる。

この現状認識は、人格のモデルでは、「善の知性」②にあたる。
①の「善の感情」から導き出された現状認識だからだ。

民主主義の諸権利では、⑤の「真理」の権利となる。
④の人格の保障を行う個人の尊厳の実現から導き出されたものだ。

④の個人の尊厳の実現と、⑤の現状認識=「目的から見た真理」の関係をモデルにすると下記の図になる。


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目的から発生する真理は、以下のような関係が成りたつ。

・目的から規制を受ける真理(現状認識)(上記図の右上)。真理は目的によって
規制されている。目的から見た真理なのだから、そのほかの無数の真理は必要な
真理ではなくなる。例えば芸能人のゴシップ記事などは必要な真理からは除外される。

・真理(現状認識)から規制を受ける目的(上記図の左上) 目的は真理よって規制
されている。夢想の自由、平等、友愛ではなく、リアリズムに基づいた自由、平等、
友愛の状態を把握するということだ。

そうすると、目的④と現状認識⑤の相互規制状態の円のモデルが成立する(上記図の下)。


この目的達成の時間軸のモデルと円のモデルを融合すると下の図になる。

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上記図は、私の主観的なモデルではなく、現実の民主主義の原理のモデルである。

このモデルから民主主義にとって「必要な真理」の意味と範囲を明確に定義することが可能になった。

民主主義の真理の権利とは、「知る権利」や「学問の自由」にあたる部分だ。

民主主義は、個人の尊厳を実現するために選挙権を市民に与える。

選挙を行う場合には、必ず知る権利が付随してくる。政治の舞台では社会の
ありとあらゆる問題が議論されるためだ。。

民主主義以前の社会では、政治についての真理は、王侯貴族だけが知っていればよかった。

農民や商人は選挙権がなく政治に参加できないのだから知る権利など存在しなかった。

民主制が導入されて初めて、市民は公共や自己の利益のために政治の情報を
必要とするようになった。

カント倫理学の人格の原理から、民主主義の道徳と真理の融合のモデルを
作りだすことによって、フリーメーソンのシンボルマークが持つ意味と同じ形になる。


次は、民主主義の目的と現状認識から導き出される「方向性と手段」についてお伝えする。

方向性と手段を導き出すことによってフリーメーソン最上層部ユダヤ系国際銀行
権力が18世紀の後半から隠してきた民主主義の密教のモデルは完成すると考える。



次回に続く

(記事終了)

 

 

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■フリーメーソン最上層部ユダヤ系国際銀行権力に操作される日米欧の自由民主制(資本主義経済と民主政治)のモデル


 


・上記の経済システムの説明動画はこちら→<リンク>真の民主社会を創る会 Youtube










■上記の自由民主制の欠陥を克服し、民主主義の完成を目指す理想の社会モデル(下図)







日米欧の自由民主制の隠されてきた仕組みについての詳しい解説は

こちらの本をお読みください。

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<リンク>頂いた書評の一覧 『世界を騙し続けた[詐欺]経済学原論』 『洗脳政治学原論』

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■動画での解説

 

<リンク>世界を騙し続けた「詐欺」経済学と「洗脳」政治学

 

<リンク>天野統康氏「世界を騙し続けた【詐欺 経済学】【洗脳 政治学】を越えて」出版記念講演ワールドフォーラム2016年5月

 

 

 

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<リンク>会報第1号が完成 世界一わかりやすく景気変動の原因を図解  真の民主社会を創る会


<リンク>【会報2号と動画】「国際銀行家に管理される通貨システムの全体像」を解説した会報と動画


<リンク>【会報3号と動画解説】「民間銀行がお金を無から作り、消滅させる信用創造の仕組み」をビジュアル解説




真の民主社会を創る会では、現代の自由民主主義体制の

社会的矛盾の根本である政府と通貨発行権の分離と

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