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(本文)
20世紀の最大の謎の一つは、資本主義の管理者である国際銀行権力が
なぜ、資本家の財産と権力を接収することを目的としている不倶戴天の敵である
はずの共産主義勢力を支援したのか(ロシア革命など)、ということだ。
それについて以下のブログでは、共産主義は自立したロシア帝国を破壊するために
利用され、また旧秩序の破壊と、国家権力の独占支配のために利用されているのだ、
と指摘している。
<リンク>watonのブログ 【大学生の為の簡単な歴史講座】~日本とロシアと中国
このような指摘は保守派の陰謀論者の間でよくなされる分析である。
彼らは、国際銀行家を共産主義者であり、その目的のために20世紀の共産主義
勢力を支援したと述べる。
また、現在の西側の資本主義は実は共産主義であり、集散主義であり、
資本の独占が過度に進んだ結果、自由な経済活動は阻害されている、と述べる。
あげくに、社会保障や相続税、累進課税などはその結果もたらされた悪しきもの
という見解がリバータリアンの研究者の間では述べられることがある。
しかし、この意見には私は反対である。
なぜなら、国際銀行家は西側の資本主義を作り上げた勢力であり、
現在の西側は共産主義ではなく、資本主義そのものだからだ。
そもそもイギリスやオランダを発祥の地とした資本主義経済とは、銀行が
借金で貨幣を造り出し、その貨幣を自由市場と私有財産性のもとで商品
取引を行うシステムだ。
古代ローマ帝国、中華帝国、イスラム諸国、江戸時代のように経済が高度に発展し、
私有財産制と市場経済が認められていた社会はたくさんある。
しかしそれらと近代欧米で発展した資本主義の根本的な違いは、銀行の貸し出し(借金)
による貨幣の供給、つまり「信用創造」が行われたことだ。
この信用創造システムは上記の諸帝国のどこにも存在しないシステムであった。
この銀行家による借金貨幣の供給が、税金などの公的な決済力をもち通貨の位置をしめ
資本主義経済が大発展を遂げているのである。
つまり国際銀行権力のもとで創られ、営まれてきた経済システムが資本主義経済なのだ。
資本主義は銀行による借金通貨の供給を前提にしているのだから
それを共産主義と論じるのは根本的に無理があるだろう。
それでは、なぜ、国際銀行家が共産主義を支援したのか?
それは、全世界の人々の意識から、国際銀行権力と信用創造の影響力を
無意識化させて、世界観を管理するためだ。
主流の体制派とともに、主流の反体制派を操作することで、
そのことは実現する。
当然ながら、国際銀行家に管理されてきた資本主義を論じる西側の主流の
学問理論の中には、国際銀行家と信用創造の理論が軽視されている。
一方で、共産主義の主流理論であるマルクス主義にも
国際銀行家と信用創造に対する分析と批判が軽視されている。
主流の体制派(資本主義の理論)と主流の反体制派(共産主義の理論)
の両方から、彼らの存在と社会コントロールのツールが抜け落ちてしまったのだ。
通貨発行権と信用創造の無意識化は以下のことを可能にする。
・物質の管理(経済のコントロール)
・精神の管理(世界観のコントロール)
資本主義対共産主義という巨大な東西冷戦の仕組みを作りあげ
そのもとで、人々の世界観を管理するために、共産主義を支援した
というのが、私の見解である。
これは正、反、合によって人々の認識を管理する弁証法を悪用する方法だ。
その仕組みを図にすると、以下のようになる。
上記図の説明動画はこちら
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