主権者の立ち上がりが未来に希望を開いた
みなさん、こんばんは(「こんばんは」の声)。日本共産党の志位和夫です。(「おお」の声、拍手)憲法違反の戦争法の強行成立に対して、みなさんとともに、まず抗議の声を突きつけたいと思います。(「そうだ」の声、拍手)
同時に、みなさん、たたかいを通じて希望が見えてきたのではないでしょうか。全国津々浦々で、国会を取り囲んで、こんなにもたくさんの方々が、一人ひとり、主権者としての自覚をもって立ち上がっている。これは日本の未来にとっての大きな希望ではないでしょうか。(大きな拍手)
そして、みなさんの声に応えて、野党5党・1会派が、この国会中、6回もの党首会談をやりまして、結束してたたかったことも、大きな財産と言えるのではないでしょうか。(「おお」の声、拍手)
私は、この場をお借りして、今後どうしていったらいいのか。三つの提案をさせていただきます。
戦争法を廃止し、日本の政治に立憲主義と民主主義を取り戻そう
第一に、憲法違反の戦争法は、これが「数の暴力」で成立させられたからと言って、そのままにしておくことは絶対にできません(「そうだ」の声)。日本の平和、国民の命、立憲主義のために、ただちに戦争法は廃止せよ、日本の政治に立憲主義と民主主義を取り戻すたたかいに立ち上がろうではありませんか。(拍手)力をあわせて「戦争法廃止の国民連合政府」をつくろう
第二に、戦争法を廃止し、立憲主義を回復するために何が必要でしょうか。つぎの総選挙、参議院選挙で、戦争法を廃止する勢力が多数を占めて、国会で廃止法案を通すことが不可欠ではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)ただ、みなさん、それだけでは足りない。去年の7月1日の集団的自衛権行使容認の「閣議決定」が生き残ったままでは、火種が残ります。これをきれいさっぱり撤回させなければなりません。この二つの仕事をやろうと思ったら、安倍政権のもとではできませんね(「そうだ」の声)。安倍政権を倒して、この二つの仕事を実行する国民の政府をつくらなければならないのではないでしょうか。(「そうだ」の声、拍手)
私たちは、心から呼びかけます。「戦争法廃止の国民連合政府」をご一緒につくりましょう。(「つくろう」の声、拍手)
この政府は、野党各党で、立場と政策の違いがあっても、それを横において、まともな法治国家にする。この土台が壊れているのですから、この土台をしっかり立て直す、取り戻す、この仕事をやる政権をつくろうではありませんか。(大きな拍手)
野党各党で、それぞれ立場の違いはありますが、立場の違いを横において、これだけたたかってきたのですから、この共闘を必ず発展させて、みんなの力で安倍政権を倒して、新しい政府をつくろうではありませんか。(「よし」の声、大きな拍手)
「国民連合政府」で一致する野党が選挙協力をしよう
そして第三に、そういう「国民連合政府」をつくろうと思ったら、野党がバラバラではつくれません(「そうだ」の声)。この構想で一致するすべての野党が、みんなで力をあわせて選挙に勝つ必要がある。私は、この場で何度も訴えて、みなさんから痛切な思いを何度も聞きました。「戦争法案を止めてほしい。安倍政権を倒してほしい。そのためにも野党はバラバラじゃだめだ。結束してほしい」という声を何度も聞きました。この声にいま、私たち野党は応える責任があると感じています。(「そうだ」「頑張れ」の声、拍手)
日本共産党として、この点で一致する野党が今度の参院選でも、総選挙でも、選挙協力をやろうじゃないか(「おお」の声、拍手)、このことを心から呼びかけるし、それが実るように、誠心誠意、力を尽くすことをお約束したいと思います。(「よーし」の歓声、大きな拍手)
国民の世論と運動の力で新しい政治をつくろう
この提案を持ちまして、明日から話し合いをさせていただきたいと思います。明日の午後には、民主党の岡田(克也)代表とお会いして、私たちの考えを丁寧にお伝えし、合意に向けて、一歩一歩、進んでいきたいと願っています(拍手)。週明けには、社民党の吉田(忠智)党首、生活の党の小沢(一郎)代表とも月曜日(28日)にお会いして、私たちの提案を伝え、合意に向けて話し合ってみたいと思います。(拍手)みなさん、この方向にいこうじゃないですか(「おお」の声、拍手)。これが実るかどうかは、国民のみなさんの世論と運動にかかっています。どうか後押ししてください。(拍手)
必ず、日本の政治を変えようではないですか。(大きな拍手)
憲法の立憲主義、平和主義、民主主義を貫く新しい政治をごいっしょにつくろうではありませんか。(「よし」の声、歓声)
頑張ります。ありがとうございました。(「頑張れ」の声援、大きな拍手)
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