「オール九州」のたたかいで原発再稼働を許さないと「原発いらない!九州実行委員会」は31日、九州電力川内(せんだい)原発が立地する鹿児島県薩摩川内市で「ストップ川内再稼働! 九州・鹿児島川内行動」を行いました。同市としては最大規模の1800人が参加しました。
「原発やめようえ」「原発ゼロの九州を」のプラカードや横断幕を手にした人たちが九州各県から参加し、川内駅前の広場を埋め、市内をデモ行進。対話・訪問行動で、市民に「一緒に川内原発の再稼働を止めましょう」と呼びかけました。
実行委員会を代表してあいさつした鳥原良子さん(川内原発建設反対連絡協議会会長)は、川内原発再稼働について地元の市民団体が行った市民アンケートで85%が「再稼働反対」を表明したことにふれ、「地元でも市民の声は『ノー』が多数です。市民に『命を守るために一緒に声を上げよう』と訴えていきましょう」と呼びかけました。
「川内原発再稼働反対」「ふるさと守ろう」とコールしながら市中心部をデモ行進すると、車やバス停から手を振る人も目立ち、激励が相次ぎました。対話・訪問では、各戸を訪ね、再稼働を容認する市長や市議あてにはがきを送ることを呼びかけました。
はがきを受け取った女性(80)は「84歳になる夫とは『事故があったら私たちのような年寄りは逃げられないね』と話している。再稼働はやめてほしい」と話しました。
行動には、日本共産党の笠井亮衆院議員、仁比聡平参院議員、まつざき真琴・鹿児島県議、井上勝博・薩摩川内市議をはじめ県内の地方議員が参加しました。