山下書記局長が応援演説
激戦の東京都知事選(9日投票)で、投票日があと8日に迫った1日、「希望のまち東京をつくる会」の宇都宮けんじ候補(67)=日本共産党、社民党など推薦=は新宿駅西口で演説し、「『生活者の目線』で都政を変えます」と訴えました。日本共産党の山下芳生書記局長・参院議員、沖縄県名護市の「やんばる統一連」の吉田務代表らが応援に駆けつけました。
駅前は人、人、人で埋まりました。訴えが終わると聴衆から拍手と「けんじ」コールが起こり、宇都宮氏は再度マイクを握り「日本の夜明けは東京から。一緒に東京から日本を変えましょう」と呼びかけました。
宇都宮氏は「石原・猪瀬都政は大型開発優先で大企業、1%の富裕層のための都政だった。これを99%のための都政に転換するのが今回の都知事選だ」と力説。「世界一働きやすく暮らしやすい、希望の持てる東京をつくる」などの政策を具体的に訴えました。
また、安倍政権が秘密保護法や靖国神社参拝を強行し、集団的自衛権行使の容認に踏み出そうとしていることを批判し「自治体外交で平和を世界に発信する」と述べました。
その上で、「宇都宮のギョーザも日本一になった。都知事も宇都宮を押し上げてほしい」と訴え。沖縄県名護市長選の結果にもふれ、「運動の輪を広げ、名護市民や福島の被災者に勝利を報告しよう」「追いつき追い越せる選挙。みなさんと一緒にがんばる」と訴え、聴衆から大きな拍手がわきました。
山下氏は、メディアの世論調査で、多くの都民が「政策」で選ぶと答えていることを紹介し「都民がすぐにでも実現してほしい願いに応える具体的なプランを全面的に示しているのは、宇都宮けんじさんただ一人だ」と強調しました。
都知事選の争点が▽くらし・福祉削減、巨大開発優先の「逆立ち」都政の継続か転換か▽安倍政権の暴走にストップの審判を下すのか―にあると指摘。宇都宮氏の弁護士としての実績や政策にふれ「弱い立場の人には温かく、不正義には断固として立ち向かい、行政を動かしてきた宇都宮さんこそ都政を転換できる。支持の流れを広げに広げ、都知事に押し上げ、福祉日本一の東京を取り戻そう」と呼びかけました。
足立区の男性(57)は「宇都宮さんが高齢者福祉を充実させる政策を話していたのは、その通りだと思った。他の候補と比べて一番いい。『弱い者の味方の弁護士』というイメージそのままだ。ぜひ知事にしたい」と話しました。
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