通常国会が開会した24日昼、市民らによる「秘密保護法廃止! 国会大包囲」がおこなわれ、首都圏や大阪や長野など全国から駆けつけた3000人が“人間の鎖”となり国会議事堂を包囲しました。「『秘密保護法』廃止へ! 実行委員会」が呼びかけたもの。参加者で埋まる衆参議員会館前では、「安倍政権の暴走を阻止し、民主主義を勝ちとるたたかいだ」とのスピーチが相次ぎました。
議員会館前は、「秘密保護法を廃止しよう」などと書いたプラカードやのぼりが林立。「安倍政権の暴走を許さないぞ」のシュプレヒコールを国会に突きつけました。
大阪から駆けつけた男性がスピーチし、地元弁護士会によるデモの様子を紹介。「街のつじつじで、秘密保護法を強行成立した安倍首相には政治を任せられないという怒りの声が寄せられる。民主主義を守れ、秘密保護法を廃止にしろ。この声を大きく広げよう」
那覇市出身の女性(66)=埼玉県所沢市在住=は、「国民をバカにするな」と書いたプラカードを持って参加しました。「戦争につながる秘密保護法も基地もいらない。国民の声が嵐となって吹き荒れるよう、たたかいを広げて安倍政権を追いこみたい」と話しました。
国民大運動実行委員会などが取り組んだ請願デモが国会前に通りかかると、“人間の鎖”参加者は手を振りあってエール交換しました。
国会大包囲後、同実行委員会は、参院議員会館で院内集会を開き、日本弁護士連合会の佐野善房副会長らがあいさつしました。
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