民主候補者支援の動き
参院選で日本共産党への期待の広がりに危機感を強めた京都府の財界や保守政界が、「共産党落とし」のために民主党を支援する動きを活発化させています。
京都府の民主党関係者は、「共産党の勢いは脅威。財界や(山田啓二)府知事、(門川大作)京都市長もえらい力を入れてくれている」と打ち明けます。
11日には、京都商工会議所で民主党の北神圭朗選挙区候補の演説会が開かれました。京都経済界の有力者である堀場雅夫・堀場製作所最高顧問や山田知事、門川市長が演説に立ち「共産党が通ったら京都の恥」などと共産党を攻撃。前出の民主党関係者によると、「財界や知事らの影響力がある業界団体や企業にも幅広く案内した」という演説会。民主党候補への応援をとりつける狙いが露骨でした。
朝日新聞大阪本社版(7月15日付)は「攻勢共産に保守包囲網」「京都財界危機感 民主後押し」との見出しの記事を掲載。この演説会の様子を紹介し、選挙戦の「注目は自民党現職を推薦する公明票の行方」と指摘。「創価学会の関係者は『共産を勝たせてはいけないという雰囲気が広がっている』と明かした」としています。
京都の党と後援会は、「府民不在の党利党略に負けるわけにはいかない。自民政治ときっぱり対決し、根本的対案を示す日本共産党を比例で伸ばし、倉林明子選挙区候補の勝利を勝ち取りたい」と訴えています。