東京2カ所

 首都圏反原発連合(反原連)は10日、東京・原宿と新宿の2カ所で街頭宣伝を行い、原発ゼロを訴えるリーフレット「NO NUKES MAGAZINE(ノーニュークスマガジン)」を配布しました。若者たちの受け取りもよく、その場で読み始める人が目立ちました。

 リーフレットは、「原発がなくなると停電するって本当?」など六つの疑問に答えるもの。反原連のミサオ・レッドウルフさんは、「私たちが東京で使っている電力は原発でつくられたものではなく、日本で稼働している原発もたったの2基だけです。原発に無関心でなく、一緒に考えていきましょう」と呼びかけました。

 参加者も「原発は本当に必要なのか、わかりやすく書かれています」「原発ゼロは可能です。ぜひ読んで参考にしてください」と声をかけながら、通行人や信号を待つ人にリーフを配りました。

 友人を待つあいだリーフレットを読んだ東京都中野区の男子高校生(17)は「(原発は)もっとたくさん動いてて、日本の電力の半分くらいをつくっていると思ってました。2基なら、省エネすれば止められるんじゃないですか」と話しました。

 リーフレットを受け取った東京都杉並区の女性(22)は「分かりやすく書かれてますね。原発のことは夜のニュースで流れることくらいしか知らないので、帰ったらよく読んでみます」と語りました。

 反原連がリーフレットの発行を記者会見で発表した5日以降、この日までに4万部近くの注文が寄せられています。リーフレットは反原連のホームページから注文できます。
(写真)反原連が作製したリーフレット