あるおじさんの話 そのおじさんは10年前、それまで10年間付き合ってた人にフラれました。完全なる自業自得によって。毎日泣いて、心も体もぼろぼろだった。 辛すぎて、夜な夜な走る以外に気持ちを保つ方法がなかった。自宅と名駅の往復20km。を仕事終わりに毎晩。一番身近にいて自分を誰よりも理解してくれていると思っていた人がいなくなる。いい年してその時が初めての経験だった。 真夜中の空気、誰もいない名駅までの道。最初は彼女のことが頭によぎらないように、そのためだけに走っていた。しばらくすると、頭に浮かぶのは、2人の顔。中学・高校の時に好きになったバスケの選手と英語の先生。手の届かないような一方的に好きな人。大切なことはもうあの時に教わっていた。体も頭も心もちゃんと動かすこと。ただそれだけ。 そのおじさんは、今も馬鹿みたいに走っていて、一方で絶賛ある女の子を推している最中らしいです。体も頭も心も動かしている彼女になんか惹かれているのでしょう。 あとがき ある女の子には、大切な家族も好きな友達も、尊敬する人もすでにたくさんいることでしょう。その人達は離れていてもいつも彼女のそばにいますよ。(ベタ?でも本当に)
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沢口愛華のオフタイム
(ID:54139285)
あるおじさんの話
そのおじさんは10年前、それまで10年間付き合ってた人にフラれました。完全なる自業自得によって。毎日泣いて、心も体もぼろぼろだった。
辛すぎて、夜な夜な走る以外に気持ちを保つ方法がなかった。自宅と名駅の往復20km。を仕事終わりに毎晩。一番身近にいて自分を誰よりも理解してくれていると思っていた人がいなくなる。いい年してその時が初めての経験だった。
真夜中の空気、誰もいない名駅までの道。最初は彼女のことが頭によぎらないように、そのためだけに走っていた。しばらくすると、頭に浮かぶのは、2人の顔。中学・高校の時に好きになったバスケの選手と英語の先生。手の届かないような一方的に好きな人。大切なことはもうあの時に教わっていた。体も頭も心もちゃんと動かすこと。ただそれだけ。
そのおじさんは、今も馬鹿みたいに走っていて、一方で絶賛ある女の子を推している最中らしいです。体も頭も心も動かしている彼女になんか惹かれているのでしょう。
あとがき
ある女の子には、大切な家族も好きな友達も、尊敬する人もすでにたくさんいることでしょう。その人達は離れていてもいつも彼女のそばにいますよ。(ベタ?でも本当に)