新型コロナウイルスの感染拡大を受け、緊急事態宣言が発令された4月。
全国の累計感染者数が1万人を超え、死者数は200人を超えました。
政府から全世帯への布マスクの配布も決定・開始し、月末には国民への救済措置として、一人あたり現金10万円の給付が決定しました。
世界では感染者数が300万人を超え、死者数が20万人を超えました。
4月1日
- 安倍首相、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、日本全国の全世帯5000万超に布マスクを2枚ずつ配布する方針を発表。
- 政府の専門家会議、東京都など5都府県で医療崩壊の恐れがあるとの懸念を表明。
- 東京都内の高校や中高一貫校など250校での休校措置が5月6日まで延長することに決定。
- マラウイで初のCOVID-19症例報告。
4月2日
- 政府、所得の減った世帯などに1世帯20万円ずつを現金給付する方向で調整に入る。
- スペインで新型コロナウイルス感染による死者が1万人突破。
4月3日
- 厚生労働省、新型コロナウイルス感染が軽症か無症状なら自宅療養させることを都道府県に通知。
- 西サハラで初のCOVID-19症例報告。
- 日本への上陸拒否の対象国・地域にアメリカ・カナダ・中国・韓国・台湾・オーストラリア・ブラジル・イギリス・エジプトなど49箇所が加わり73箇所となる。
4月4日
- 東京都、新たに118人の感染確認。初の100人超え。累計891人に。
- 全国で新たに368人の感染確認。
- 南スーダンで初のCOVID-19症例報告。
4月5日
- 安倍首相、「緊急事態宣言」に踏み切る意向を固める。
- サントメ・プリンシペで初のCOVID-19症例報告。
4月7日
- 政府、国内総生産(GDP)の2割に当たる108兆円の緊急経済対策を閣議決定。
- 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡に「緊急事態宣言」発令。5月6まで。
- イギリス首相 ボリス・ジョンソン氏が新型コロナウイルス感染が症状悪化し、ICU(集中治療室)に。必要に応じてラーブ外相が職務代行することを発表。
- 中国、新型コロナウイルスによる1日の死者がゼロと発表。全国的な統計の公表が始まった1月22日以来初めて。
4月8日
- 中国・武漢市が77日ぶりに封鎖を解除。列車で5.5万人が市外へ。
4月9日
- 国際通貨基金(IMF)、2020年の世界経済は、新型コロナウイルスの流行により1929年の世界大恐慌以来、短期的に最悪の不景気に陥るとの見通しを表明。
- 日本銀行、全国9地域すべての景気判断を引き下げ。
- イエメンで初のCOVID-19症例報告。
- 全世界の新型コロナウイルス感染による死者数が10万人を超えた。
4月10日
- 東京小池知事、遊興施設や運動施設、劇場、商業施設など幅広い業種に休業要請。4月11日から5月6日まで。
- 神奈川県と埼玉県も同様の休業要請を行うことを表明。
- アメリカ、イタリアの死者数を上回り世界最多に。
4月11日
- 安倍首相、緊急事態宣言が発令された7都府県の全事業者に対し、オフィス出勤者を7割以上削減する取り組みを要請するよう関係省庁に指示。夜の繁華街の接客を伴う飲食店の利用自粛を全国に広げることも表明。
4月14日
- 国際通貨基金(IMF)、2020年の全世界の経済成長率は前年比3.0%減という見通しを公表。統計開始(1980年)以降40年間で、唯一のマイナス成長だったリーマン・ショック後の2009年(0.1%減)を大幅に下回る景気悪化となる予測。
- 米トランプ大統領、世界保健機関(WHO)への資金拠出を停止すると発表。中国寄りの組織運営で新型コロナウイルスへの対処を誤ったとした。
4月15日
- 全世界の新型コロナウイルス感染者数が200万人を超えた。
4月16日
- 国民一人当たり10万円を給付に変更するため、補正予算案の組み替え検討を指示。
- 緊急事態宣言を全都道府県に拡大。
4月17日
- 安倍首相、重症患者の治療に対する診療報酬を倍増することを表明。医療従事者を支援するため。
- 全国の累計感染者数が1万人超え、死者数は200人超えに。
- 政府が日本全国の全世帯に配布する布マスク(通称:アベノマスク)の投函が開始された。
4月18日
- 全国で新たに583人の感染確認。30歳代以下の若い世代への感染の広がりも目立ってきた。
- 国内感染者、累計で1万433人に(クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者を除く)。
4月19日
- 緊急事態宣言により、国内主要駅や繁華街の人手が軒並み減少。大阪・梅田は86.9%、東京・新宿は79.9%も減少。
4月20日
- 全国民への一律給付金10万円を盛り込んだ2020年度補正予算案が閣議決定。補正の一般会計総額は8.9兆円増額し、25兆6914億円に。
- 国際原油先物市場で、代表的指数のテキサス産軽質油(WTI)の5月渡し価格が一時、約21年ぶりの安値となる1バレル=10ドル台まで急落。
4月22日
- 中国、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」の後発薬(ジェネリック)生産に着手、国外への提供を本格化。
4月23日
- 女優の岡江久美子氏、新型コロナウイルス感染により死去。
- 埼玉県で自宅療養中の男性が死亡したことを受け、軽症者らの療養場所としてホテルなど宿泊施設を基本とすることを表明。自宅も療養場所に含めていたが方向転換した。
4月24日
- 長崎港に停泊のクルーズ船「コスタ・アトランチカ」で新たに43人の感染が確認、合計91人が感染。残りおよそ290人の乗組員の検査を急いでいる。
- 政府、献血の血液を利用した新型コロナウイルスの抗体検査に着手。日本赤十字社の協力を得た。
4月26日
- 夏の全国高校総体(インターハイ)中止が決定。開催開始1963年以降、初めて。
4月27日
- 日本銀行、追加の金融緩和策を決定。長期国債を買い入れる「年間80兆円をめど」の上限を撤廃。社債とコマーシャルペーパー(CP)の買い入れ枠を約3倍に拡充し、企業の資金繰りを支援。
- 全世界の新型コロナウイルス感染者数が300万人超え、死者数が20万人超えに。
- アメリカ、感染者数が100万人を超える。
4月28日
- 政府、新型インフルエンザ治療薬「アビガン」が世界70か国以上から提供要請を受け、このうちオランダやマレーシア、フィリピンなど38か国に無償提供すると表明。
- タジキスタンで初のCOVID-19症例報告。
- 全国の累計死者数、400人を超える。
4月29日
- 安倍首相、学校休校の長期化を踏まえ、9月入学・始業を検討する意向を発表。
- コモロ連合で初のCOVID-19症例報告。
- 日本への上陸拒否の対象国・地域にロシア・カタール・サウジアラビアなど14箇所が加わり87箇所となる。
4月30日
- 2020年度補正予算案が国会で可決、成立。全国民への現金10万円一律給付金が決まった。給付は5月から順次始まる見通し。
- 安倍首相、5月6日までを予定していた緊急事態宣言を延長する方針を表明。
※本記事の内容は当研究所調べで得た情報であり、新型コロナウイルスに関する全ての出来事を記載しているわけではございません。
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