ドキュメンタリストの穴

第132回のタイムシフト視聴は下記日時まで視聴可能!
下記よりお楽しみください!

(※2024年06月20日 23時59分59秒まで視聴可)



INDEX

■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】

■from スタッフ二号

■現場写真

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■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】

<番組について>
□ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】(=通称【ドキュ穴】)は、「ドキュメンタリスト」専門の対談番組です。毎回、毎回様々なジャンルのドキュメンタリー

・劇映画や表現者たちをゲストに招き、心の深淵と作品について話し合います。


<生放送>
□月1回・2時間程度の対談生放送を予定しています。


<ブロマガ>
□最新情報・生放送の予定といった「更新情報」のほか、毎回の対談に併せた「対談の感想」「編集後記」などが配信されます。


<料金>
□【ドキュメンタリストの穴】のすべてのサービスをお楽しみいただくにはチャンネル入会が必要です。「月額330円」ですべてお楽しみいただけます。


<チャンネル会員・非会員のサービスの違い>
□対談生放送の【前半部分は無料】チャンネル会員・非会員どなたでも視聴可能です。
□対談生放送の【後半部分から有料】チャンネル会員のみ、対談の続きが視聴可能です。

□ブロマガの「更新情報」は無料です。チャンネル会員・非会員どなたでも閲覧可能です。
□ブロマガの「対談の感想」「編集後記」はチャンネル会員のみ閲覧可能です。

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■from スタッフ二号

<第132回生放送を終えて>

実は人気のダブルMC回!はーじまーるよー!
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(撮影:森谷博)

今回の【ドキュ穴】は不定期恒例のダブルMCスペシャル回!
当番組MCの渋谷哲也と金田浩樹で現代の世界情勢を鑑み「特集:戦争映画」と題したっぷり話しました!
ラインナップは『オッペンハイマー』『ヒトラー ~最期の12日間~』『ゴジラ-1.0』『クレッシェンド 音楽の架け橋』。
新旧織り交ぜての話が盛り上がり過ぎて時間が足らないほどでした。
対談を最初から楽しみたい!という方は、下記よりご覧ください↓

(※2024年06月20日 23時59分59秒まで視聴可)



ここでは、対談で話された内容をザックリとご紹介します!


1)『オッペンハイマー』(2023/監督:クリストファー・ノーラン)
公式サイト https://www.oppenheimermovie.jp/


アカデミー賞各部門受賞から上映が続いている本作。

金田「ノーラン監督作品には当たり回と微妙回がありますが、今作は当たり回です!」

ヒロシマ・ナガサキが描かれていないのでは?といった噂も出ていましたが、それもそのはず。

金田「これは特攻された側、原爆を落とした側の話ですから、日本人にとってみれば“そっちの論理なんか知らんがな!”となるのは当然です」

当番組では下記の点について話しました↓

・アメリカには、タトゥーとして気軽に「キノコ雲」を入れるのが流行した時代がかつてあった。核爆弾がかなりポップアイコンとしてカジュアルなイメージとしてある。バーベンはいまー現象について。

・オッペンハイマーが作成しトリニティ実験した「ファットマン型」(プルトニウム使用)が描かれるも、実際に広島に投下されたのは未実験の「リトルボーイ型」(ウラン使用)であった。未実験のリトルボーイをぶっつけ本番で使用の悲劇について、日本人がどのような感想を持つかは非常に重要。

・史実を描いた作品、というよりは人間を描いた作品。しかもノーラン監督。虚実や時間軸がノーラン節になっているのは織り込んでおこう。

金田「ノーランは『バットマン・ライジング』で近場の海に核爆弾をポイッと捨てるような作品も制作している一方、「科学技術の導入は、100%の安全性が確認されなければしてはならない」といった台詞が登場する作品もあります。99%安全なフグは食べられますか?」

そのほか、バービー映画謝罪事件やキノコ雲カジュアルアイコンについて、『パールハーバー』からのベン・アフレック&ジョシュ・ハートネット復活劇、堀越二郎との比較論など、様々な内容でみっしりお送りしておりますので、ぜひ下記よりアーカイブをお楽しみください!

(※2024年06月20日 23時59分59秒まで視聴可)

そして、この映画についての考察は様々な方がされていますので、ぜひ観てみてください。
ここでは、下記のYouTubeチャンネルの動画をおすすめします!

□徹底検証!『オッペンハイマー』と映画は原爆をどう描いてきたのか(高橋ヨシキ+柳下毅一郎+てらさわホーク)
https://www.youtube.com/watch?v=WMxFT5946Mo

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2)『ヒトラー ~最期の12日間~』
※Amazonリンク https://amzn.to/4d9DWg4

映画を観たことなくても、MAD動画で散々目にした方も多いでしょう……会議室で総統の喜怒哀楽が思う存分描かれる……それが全ての映画です!
世界に名を遺す過去の指導者たちはその極悪非道さにフォーカスがいきがちです。でもそんな人たちでも、多面的で多様な心の揺れや感情表現と共に生きていたことも事実。悪魔が人間になる時。

その多様な人間性を描くこともまた、映画の豊かさとして挙げられるポイントかと思います。
会議で話し合われる厳しい現実決定と、そこに至る人間的な過程。
全部合わせて人間の有り様だという視点も忘れずにいたいものです。

ナチス映画についてのとても詳しくまとまった本を渋谷さんが書いておりますので、ぜひ読んでみてくださいね!

□渋谷哲也さん著『ナチス映画論』(※アマゾンリンク)
https://amzn.to/448YukQ

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3)『ゴジラ-1.0』(2023/監督:山崎貴)
公式サイト https://godzilla-movie2023.toho.co.jp/

今最も世界で注目されている日本映画。間違いなくこの作品でしょう。

渋谷「私はまだ観てないんですよ」

金田「そうなんですね!モンスター映画としてはさすがにアカデミー賞受賞のVFX。すごいものが見れますし楽しめます!」

ゴジラ考については詳しい方は本当にとても詳しいかと思います。
今回は「一作目の持つゴジラ像を引き継いだゴジラ」「モンスター映画としてのゴジラ」として考えた場合の本作についてご紹介しました。

金田「VFXがすごい一方、モンスターであること以上の意味をゴジラが持っていません。ゴジラが存在する理由、暴れる理由。理由がないゴジラを世界展開する作品として日本が発信することに疑問を感じます。国内VSシリーズはモンスター合戦がメインなんで、そういう意味ではいいんですけど、ゴジラとは何の権化なのか、何の化身であるか、の提示はありませんでした」

渋谷「神木君(主人公)が乗り越えるべき存在としてしか描かれていないわけですね」

金田「それだと意味としてゴジラがお父さんになっちゃいますよね(笑)あと特攻隊を