ニールがアスファルトの上に、大の字になって寝転がっていた。
彼は荒い息で、口元を歪めて笑う。
なんだか、泣き顔みたいな笑い方だった。
空を見上げたまま、ニールは言った。
「オレは、どこにだっていけるんだ」
それはこいつの口癖みたいなものだ。
あるいは、人生の目標みたいなものなのかもしれない。
「でもこのあいだ、靴を失くした」
「靴?」
「大事な靴だよ。ずっと前に貰ったんだ」
――プレゼントのことだ。
すぐに、わかった。
「それで?」
頭を掻きながら、ニールは言う。
「近所のコンビニに行くのも、やたら億劫でね。なかなか家からでなかった」
何が言いたいのか、いまいちよくわからなかった。
「お前に勝ったら、またどこにでもいけるような気がしたんだよ」
オレは首を振る。
「悪いが、オレは久瀬を追うぜ?」
「ああ」
急いだ方がいい。もちろん、わかっていた。
車に乗り込んで、だがオレはもう一度、ニールに視線を向ける。
「そうだ。キャンディ、食うかい?」
ニールは首を振った。
「ポテトチップスの方が好きだ」
勝手にしろ、と笑って、オレはエンジンをかけた。
鯱海星 @syati_hitode 2014-08-24 19:46:20
八千代がソルのキャンディ配ろうとしてるww処理しないと多いもんなww
ねこくん@bell長崎支店コラ班猫神雅 @kun_inu 2014-08-24 19:46:21
ニールらしい返し方だw
でも、飴をもらってあげないと消費するのが大変になるぞw
Rail☀ @Rail_soll 2014-08-24 19:45:59
ポテチ記念日はよ
ラピス @rapiss 2014-08-24 19:46:54
ニール、きっとお前はまたどこかへ行けるようになるさ
そーとく@傍観ソル @atrass0077 2014-08-24 19:47:37
ニールも八千代も能力失って、なぁ
ヴァニシング☆コウリョウ @kouryou0320 2014-08-24 19:48:06
遠回りすぎて伝わってないけどご苦労さんの意味だよな、このキャンディ 八千代カッコいい
都賀 徹 @NO_XX 2014-08-24 19:48:26
三人の視点が次々切り替わってく感じか……
※Twitter上の、文章中に「3D小説」を含むツイートを転載させていただいております。
お気に召さない場合は「転載元のアカウント」から「3D小説『bell』運営アカウント( @superoresama )」にコメントをくださいましたら幸いです。早急に対処いたします。
なお、ツイート文からは、読みやすさを考慮してハッシュタグ「#3D小説」と「ツイートしてからどれくらいの時間がたったか」の表記を削除させていただいております。
コメント
コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。