彼がいなくなったのは、小学3年生の冬だった。
それから半年ほど経った。
3人はもう4年生になっていたけれど、彼が帰ってくるのを待っていた。
それから半年ほど経った。
3人はもう4年生になっていたけれど、彼が帰ってくるのを待っていた。
5月の終わりごろ、少年たちの前に、奇妙な男が現れた。スーツ姿で手には軍手をしていた。
「タイムカプセルを埋めないか?」
とその男は言った。
「彼と約束したんだろう?」
男とは面識がなかった。どうしてそんなことを知っているんだろう? 3人はもちろん、その男を怪しんだ。けれど。
「彼は引っ越すことが決まったんだ。もう当分、ここには帰ってこられない。だからタイムカプセルは、君たち3人だけで埋めるしかないんだよ」
美優が小さな声で、「でも」という。
男は彼女に微笑みかけた。なんだか寂しげな笑顔だった。
「タイムカプセルを埋めておけば、いつか一緒に、彼と掘り返せるさ。ほら、彼の宝物も預かってきたんだ」
そういって男は、ぼろぼろになった、手作りの缶バッチをみせる。破れたところから少しだけ、ピンク色のイラストがみえていた。
「でも、オレたち、まだ宝物を準備してないんだ」
と隆が言う。
「それはこっちで用意している。君たちは手紙だけ書いてくれればいい」
人の宝物をタイムカプセルに埋めて、どうしろっていうんだ。
でも、その男は言った。
「久瀬くんのためだよ。タイムカプセルが必要なんだ」
あいつのため?
どういうことだろう。
「おじさん、誰だよ?」
と弘幸が言う。
と弘幸が言う。
悲しそうに笑って、その男は少年たちの顔を覗き込む。
「悪者だよ。でも、後悔してるんだ」
ラピス @rapiss 2014-08-16 19:06:33
あ?なんだこれ
コウリョウ @kouryou0320 2014-08-16 19:11:05
え?え?アカテ?なにこれ?
ほうな@bellアカ @houna_bell 2014-08-16 19:08:45
だからアカテのこと確認しろって言ったのにさーーー!!!!!!
山貂 @yamarten 2014-08-16 19:11:26
@sol_3d この際ドイルはどうでもいい。アカテどっから湧いた。ほぼ部外者的な立ち位置だと思ってたのに。
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