うーん。保育の問題はいろいろ考えさせられますね。一気に全部上手く行く政策なんてないですから、税金の傾斜配分を強めるしかないんでしょうね。

現在の保育士の数は38万人程度ですが、平均月収でも20万程度。貰ってない人は13万くらいです。月5万円上乗せするだけでも、税金が一年で38万×5万×12＝2280億円かかります。同程度の予算規模で比べると「難病・小児慢性特定疾病に係る公平かつ安定的な制度の確立等」の予算案の2089億円より上になります。介護職員の待遇改善の予算案が1196億です。東日本大震災復興特別会計が802億です。子供の貧困対策とひとり親家庭対策の推進が1931億円です。

あまり言いたくはないのですが、予算が限られている以上は、万能の解決策はありません。
税金の使途を厳しく監視するのが大事といえましょう。国会で三世帯同居支援のデタラメが取り上げられていましたが、ああいうどうしょうもないのとか聖火台のない競技場とかに金を流す自民党政権は、やはり信用なりませんね。やむなく国民に泣いてほしい、という謙虚さがあれば、ヤジなんて飛ばさないし、見苦しい言いわけもしないで済むわけです。国民に寄り添う姿勢が微塵もないから批判されるのです。どいつもこいつも与党の権力者の癖に、野党やマスコミににじり寄られたくらいで偏狭な被害者意識に凝り固まって、恥さらしもいいところです。