今週も配信ありがとうございます。

政治家の不祥事のたびに疑問に思うことがあります。

なぜ大臣を辞任するだけで政党から除名もされず、議員辞職もせず、その後も活動できるのでしょう。意味が分かりません。

民間企業で役職（例えば部長）に就いている者が業務上横領のような罪を犯した場合、役職を自ら退くだけで「責任を取った」とみなされて評価されるようなこと、絶対にありえないですよね。

会社は当然解雇され、懲役や罰金刑を課され、被害者への償いを済ませ、それでようやく「最低限の責任を取った」といえるけど、それでもなお前科者としてハンデを背負ってその後の人生を送るのが普通なはずです。

解雇しないとしたら、会社のほうが「その犯罪を問題ないと思っているのか？」と批判されるでしょう。

自民党は甘利を除名しないのなら、「あっせん利得処罰法・政治資金規正法に抵触する行動を取っても政治家として不適任ではない」と公式に宣言しているに等しいと思うのですが、恥ずかしくないのでしょうか。自分たちが作った法律を守る気がない、破っても問題ないと言っているに等しいのに。

「たかが1200万円」と言っている人たち、お金持ちなんでしょうか。
自慢になりませんが、私が働いて1200万円稼ぐのに3年くらいかかります。
それだけあれば姪っ子たちが大学に行くのがどれほど楽になるか。その金額を稼ぐのに義兄と姉がどれだけ苦労をしているか。

それほどの大金を不正に入手したような男が、公職についたままで今後も議員歳費を受け取るのだと思うと、税金を払うのが心底バカバカしくなります。

なんで俺が働いて収めた税金で、犯罪者を養わなければならんのだ！

この不祥事が発覚した後も政権を支持している人たちと、「たかが1200万円」と言っている人たちと、当選させた（次回も当選させるだろう）選挙区の人たち。
せめて犯罪者の給料は彼らで負担してほしい。

システム上無理なのは知っていますが、そうなってほしいと願います。犯罪者の給料になる税金なんて、ビタ一文払いたくありません。