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百歩譲って、TPP交渉・政権維持が達成されるべき戦略的な目標だとしても、政治倫理はそれらに優先するはずですね。

自称ホシュだけでなく、よりフラットな思想を持っているはずの人々ですら、「現実的に」対応するならばあまり追求し過ぎるべきではないといったような意見を述べることに失望していました。

声高に政治責任を問うことは未熟で青臭い態度と見做されるこの風潮は、悪を排除できない日本の社会的土壌の表れであると考えています。
「現実的に」合理的な打算を優先することが、後々良い結果をもたらしたことがあったでしょうか。いずれこのエクスキューズが失われ、卑怯な振る舞いをむしろ当然とする、骨の髄から腐敗した社会が出現するように思えます。

あるいはもうそれが顕在化しているのか。

だからこそ、「だがわしはあえて政治倫理を優先する。」というよしりん先生の宣言に希望を見出しています。