こけけっこー のコメント

>>61
近所のスーパーにはあらゆる食品が溢れていて、小さいけれど見切り品コーナーも常設されています。また、職員の方が規定期日を過ぎた品(賞味期限ギリギリとか)を大きな入れ物にポンポン下げているのをよく見ます。あの大量のまだまだ食べられる食品はどこへ行ってしまうのだろう・・・と思います。
 そして、どんなに豊かに並んだこれらの食品も「お金」が無くては手に入らない、それは確実です。

「フードバンク」を取り上げた番組を見たことがあります。集まった食品を必要としている人に送る、食品だから迅速さも要求されるし、膨大な手間はもちろん送料もかかる。一時的に助かるけれど、もっともっともっと・・・と果てしなくなっていく。---わずかなボランティアで回転させていくのは至難と感じられました。
 また、貰う方の気持ち、尊厳もあるし、善意はあれども運営の大変さを感じました。

 地域で依頼された役をやっていた頃、困窮した方に、市で用意した(住民達の寄付による)米や野菜等をお届けした時、「俺は乞食じゃねえ!」と品々を受け取りながらも言われたことがあります。貰う側の葛藤が伝わってズシン;ときました。
 暮れに家で作ったおせちやお餅を小分けして箱詰めして差し上げた時は、同じ人が満面の笑顔で受け取って下さったのも印象に残っています。---あの「差」とは何なんでしょうか、重要な何かがあるはずです。

 しかし、飢えた子供達が実際にいる、大量の食べられる食品が廃棄されていく、先立つモノが無くては手に入らない、「俺は乞食じゃない!」という気持ち、----ここに何らかの≪回すシステム≫が公的にドカン!と求められていると思います。
 と同時に貴女の仰る「みんなほんのり優しかった」という個々の気持ちも。それは貰うだけでなく、同様の他人の情況への惻隠の情となり、自分が何かしてあげる立場にも回れる希望。---後者の集積の方が実際は大きいと思います---。

No.62 107ヶ月前

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