規制緩和のまやかし… 規制緩和というと新規参入を促進させ、民間の活力を生むように竹中などは説明していますが、事実は全然違います。 小幡績さんの『成長戦略のまやかし』にこのカラクリが書かれています。 以下は小幡さんの説明…規制とはそもそも何か?それは政府が人々に対して制約を課すことです。規制とは、政府が産業界の経済主体の活動を制限することでもあります。 つまり、農協、医療のように政府との関係が深い業界を規制するということになります。 では、何の為に規制緩和をするのか?それは既存企業のメリットを強化するか、あるいは既存企業を弱め、新しく与党を支持するようになった企業を優先させるためです。 小幡さんは触れてませんが、小泉時代に郵政を民営化させたのは、郵政の票を切り捨て、規制緩和から生じたパイを奪う企業の票を取り込むためと見られています。 規制緩和とは規制を撤廃することではありません。 むしろ、規制する側つまり政府の力を維持することです。つまり、規制緩和とは政権与党が既存企業をコントロールする、政府の力を強くするために行うものと小幡さんは書いています。 「規制緩和は、状況次第では、規制維持よりもはるかに始末が悪い。 規制緩和とは、もっとも賢い権力行使の方法なのだ」 この小幡さんの説を読んで、スッキリしました。 小泉時代に構造改革、規制緩和が行われましたが、 政府の力は弱くなったのでしょうか?経団連の癒着は緩くなったのでしょうか? 答えは否です。むしろ癒着がより強化されたと見るべきです。 国民は規制緩和とは官僚、政治家と企業の癒着を断ち切る為と勘違いしていますが、実態はそれまで癒着していた企業を切り捨て、新しく癒着する。 その企業が価値がなくなったから、また規制緩和をして新しい企業と癒着する…この連鎖反応を起こすのが「規制緩和」の正体です。 と見ると、規制緩和して国民生活が豊かになることは絶対にありません。これはあくまで政府と癒着している一部企業が働きやすくする為に、政府が献金をもらう為に行われるのです。 規制緩和をしてもイノベーションは起きないは まさに必然だと思いました。
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規制緩和のまやかし…
規制緩和というと新規参入を促進させ、民間の活力を生むように竹中などは説明していますが、事実は全然違います。
小幡績さんの『成長戦略のまやかし』にこのカラクリが書かれています。
以下は小幡さんの説明…規制とはそもそも何か?それは政府が人々に対して制約を課すことです。規制とは、政府が産業界の経済主体の活動を制限することでもあります。
つまり、農協、医療のように政府との関係が深い業界を規制するということになります。
では、何の為に規制緩和をするのか?それは既存企業のメリットを強化するか、あるいは既存企業を弱め、新しく与党を支持するようになった企業を優先させるためです。
小幡さんは触れてませんが、小泉時代に郵政を民営化させたのは、郵政の票を切り捨て、規制緩和から生じたパイを奪う企業の票を取り込むためと見られています。
規制緩和とは規制を撤廃することではありません。
むしろ、規制する側つまり政府の力を維持することです。つまり、規制緩和とは政権与党が既存企業をコントロールする、政府の力を強くするために行うものと小幡さんは書いています。
「規制緩和は、状況次第では、規制維持よりもはるかに始末が悪い。
規制緩和とは、もっとも賢い権力行使の方法なのだ」
この小幡さんの説を読んで、スッキリしました。
小泉時代に構造改革、規制緩和が行われましたが、
政府の力は弱くなったのでしょうか?経団連の癒着は緩くなったのでしょうか?
答えは否です。むしろ癒着がより強化されたと見るべきです。
国民は規制緩和とは官僚、政治家と企業の癒着を断ち切る為と勘違いしていますが、実態はそれまで癒着していた企業を切り捨て、新しく癒着する。
その企業が価値がなくなったから、また規制緩和をして新しい企業と癒着する…この連鎖反応を起こすのが「規制緩和」の正体です。
と見ると、規制緩和して国民生活が豊かになることは絶対にありません。これはあくまで政府と癒着している一部企業が働きやすくする為に、政府が献金をもらう為に行われるのです。
規制緩和をしてもイノベーションは起きないは
まさに必然だと思いました。