武藤 のコメント

昭和のカルチャー。漫画について無知ながら考察してみます。
その時代に生きていないので分からないので、間違っているかもしれませんが、漫画はPTAから焚書をくらうくらいに害悪とされていました。
赤塚不二夫の漫画をチラリと見ましたが、バカボンにしろおそ松くんにしろ話しがエグくてグロい。
それを子供が喜んで読んでいたならば、PTAが怒るのは無理がないなと思いました。
しかし、そーゆう規制、秩序を乗り越えて漫画は世界に誇る文化になったわけです。
初めからPTAにウケるような漫画であったなら、ここまで発展したのでしょうか?疑問です。
おそ松くんに出てくるハタ坊は右翼、愛国心を揶揄したものであるそうで、戦前否定、戦争否定が漫画文化を生むエネルギーになったと思います。
三島由紀夫が手塚治虫の火の鳥を神武天皇を悪役に描いた日教組御用達の漫画だと批判していましたが
いまでは火の鳥は名作になっています。
漫画以外でもビートルズを武道館に呼ぶことで
右翼、保守連中は非難ごうごうでしたが、今では
アイドルグループも武道館で公演しています。
やはり、体制に対するアンチ、体制に対する不満こそがカルチャーを生む原動力だと感じます。
と見ると、政府御用達の漫画などのカルチャーにかんの価値があるんだ?と思います。
秩序を破壊するようなエネルギーを持つ人間の作品が名作として世に名を残すと思いました。

No.139 101ヶ月前

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