配信お疲れ様です。『ゴー宣』読みました。
「効率が上がればいい」。膝を打ちます。
商売も同じですね。

近年は効率を上げる事ばかりを考えるトップが多くなった。
マスコミも投資家目線に影響され、効率化ばかり称える。
アベノミクスも「生産効率の向上により景気を回復する」という文言を
繰り返している。

生産性向上とは、例えば、工場ならば、

結局、24時間稼働を指す。
設備投資できる金があるならば全て機械化。
（雇用は減らす。最低限必要人員は幹部以外は非正規職員化。）
設備投資する金がない期間は、
人員を3交代制にして、深夜も働かせる。
ボーナスはカット。
外国人労働者も安い賃金で使う。

結局コレが「生産効率向上」になってしまう。

今日本に一番必要なのは子供である。
次世代の日本を担う子孫を残す事。

ならば、24時間で交代制シフトで、安い給料で働いていて、
子供がまともに育てられるか？
女性が子供を持ちながら働けるか？

まず、主婦の女性でも安心して使える機械を導入する事が必要。
そして、子供が学校から帰る時間までに夕食を作って待っていられる
時間に、家に帰れる就業時間が必要。
抜けられない仕事の時は、子供を託児所に預けられるだけの
施設の数と、その支払いができる給料が必要。
（外国人差別だって、本当はいけない事。）

それは、「生産効率の向上」とは言えない考え方だ。
むしろ短期的には、生産効率を落とす事になるにちがいない。
でも、それが本当は、今の時代の日本に必要な事なんだ。

「合理的な損得勘定ぬきで動くのが日本人」。
これもそう。目の前の小銭をキチキチもらうんじゃなくて、
サービス精神の限りを尽して、信頼関係を作り、馴染みを作り、
‟人柄の良さ”を作り、コミュニティの安定を作り、
町の歴史と個性と安心感を醸成させていれば、人の心、景気は落ち着く
。それが日本人のエートスだと、自分は思います。

西洋の「合理主義」がいかに人を、日本を不幸せにするか。
『ゴーマニズム宣言SPECIAL 大東亜論第二部 愛国志士、決起ス』、
この本が、「日本人の価値観」を日本人が取り戻す端緒となる事を、
願ってやみません。