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個人の自由な移動という理想を具現化したシェンゲン協定を逆手にテロを起こされてしまえば、ルペン党首を筆頭に右派が台頭するのも自然な流れとなりそうですね。自由といっても所詮は西洋人のためのもので、アフリカ・中東の人々から見れば不平等極まりないわけですから、今回の事件もその歴史の帰結なのでしょう。
しかし、これで今後は先進諸国でも統制と排外主義が力を得る世の中になっていくことになると思うと、何だかパンドラの函が開かれてしまったような、暗澹たる気持ちになってしまいます。