フランスの同時多発テロについてですが、9.11と同様で今まで中東に対して行ってきた事を、やり返されただけではないかと思います。それにテロと戦うと決めた以上、これ位の犠牲は覚悟するべきだとも思いました。「テロと戦う」とは、そういう事なのではないでしょうか。フェイスブックのアイコンにトリコロールをかぶせたり、ドイツ対イングランドのサッカー親善試合でフランス国歌を合唱するなんて、幼稚な正義感を振り回してるだけでしょう。そもそもサッカーの方は、フランス関係ないし。
それと先進国の対応を見て感じたのは「テロに屈しない」「テロと戦う」という言葉は、便利な言葉だなという事です。この言葉を発するだけで、中国ではチベット・ウイグル民族を心置きなく弾圧できるし、欧米諸国はシリアをいくらでも爆撃できる。しかもシリア難民の受け入れ拒否もできるんですから、先進国はテロ対策の名の下でやりたい放題ですね。まるで「テロ被害者なった者勝ち」じゃないですか。
日本のメディアもテロの悲惨さばかり報道するだけではなく、「テロと戦う」と決意した以上、日本もフランスのようになる可能性が十分ある事を国民に突きつけるべきではないでしょうか。「テロとの戦い」は、百年単位で考えなければならない問題だと思います。