Naoaki のコメント

こんにちは。今回の記事、大変興味深く読みました。まだなお、病気を理由に安倍氏を批判することはおかしいという意見が多いようですが、このよしりん先生の号外と、トッキーさんのブログに掲載されたような議論が至極常識的であることは疑いがありません。病気で差別するなんて、みたいな話は、ひどく稚拙な意見です。私はそのようにはっきりということができます。なぜなら、私も潰瘍性大腸炎の患者で、アサコールを服用しているからです。

薬や病気に関する見解は、この号外にある内容は100%間違いがありません。安倍氏がアサコールをそこまで賞賛する理由がわかりません。医学的なことをちゃんと理解できない人なのかな、と思います。私は、アサコールを飲んでいても血便が出ることがあります。状態が悪い時は、薬を飲んでもどうしようもない、という状態になるのがこの病気です。原因を根本解決できないまでも、例えば強力に炎症を抑え、迅速に腸を正常な状態にもどし、なおかつ副作用が極めて少ない、というような薬でない限り、画期的な新薬という言い方はできないと思います。

潰瘍性大腸炎の患者にとっては、安倍氏が病気を克服して政界でがんばっている、という姿に期待や望みを抱く気持ちを持つ方もいると思います。その気持ちは私もわかります。でもそれは、国政を担う、ましてや総理大臣になるという話になってくると、全く別の次元の話になります。ましてや安倍氏は、在任中に病気が悪化したという実績があるわけですから、なおさらです。

私自身、発病して17年以上たちます。良い時もあれば悪い時もあります。そういう病気を抱えているものとして、安倍氏のように、そのような困難がありながらも政治家として邁進しているということ自体は、ある意味尊敬の念も抱きます。私などは、できるだけストレスを抱えずに、仕事や家庭に支障をきたすことなく何とか日々を送っている、というのが精一杯で、人生完全に守りに入っています!ちょっと情けないですが…。仕事ができない状態になり、その結果家庭を養えなくなる、というリスクが一番怖いので…。そういう私から見て、安倍氏は勇敢だな、と思います。

でも、安倍氏の勇敢なことの裏には、強固な思い込みがあるのではないか、ということを勘ぐりたくなります。この号外で紹介されていたような政治的信条のみならず、病気に対しても、間違った思い込みをしているような気がします。新薬が画期的に効いた、と思い込むことは、ある意味病気にとってプラスかもしれません。でも、それが不十分な認識であることに変わりはありませんし、この病気に完治という状態がまずありえないということも医学的事実です。

安倍氏が病気に対して、なぜこれほど強く良くなった、新薬が効いた、と言えるのか、またそのような発言に対しマスコミがつっこみを入れることができないのか、非常に疑問です。安倍氏個人が、一人の病人としてそのように思い込むことは勝手ですが、自民党総裁、ましてや総理大臣になるかもしれないという立場の人がそういう状態だと、国民に多大なる迷惑をかける可能性がある、ということを、自分も周りも気づかなければなりません。それに気づかなければ、ただの非常識な人、ということになるでしょう。

病気を理由に批判するなんて、というのは極めてナイーブな意見です!私自身、この病気を存分に体感していますので、はっきりそういうことができます!潰瘍性大腸炎の患者だったら、総裁に選ばれるな!総理大臣になるな!ようはこの一言でこの議論は終わらせられるほど、単純な話です。

この号外を機に入会しましたが、小林よしのりライジング、すごい内容ですね!これからも配信を楽しみにしています。よしりん先生、スタッフの皆様、体に気をつけて頑張ってください。

No.61 147ヶ月前

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