na85 のコメント

 よしりん師範、木蘭師範、時浦師範代、みなぼん編集長、スタッフの皆様、GW中にも拘らず、今号も執筆・編集・配信ありがとうございました。

 「わしの言う『常識』とは『バランス感覚』のことであり、人間にとって本当に大事なものである」という言葉に強く感銘を受けました。「こんなの常識だろ!」と言われても、それが既に形骸化した役に立たないモノである場合がありますが、これは伝統と因習の関係によく似ているように思います。時代状況に合わせて更新していかねばならず、また両極端に偏らずにバランスを取る必要もあるからです。各々の事象に応じたバランスの取り方みたいに微妙なものは口で説明しても判りづらく、やはり家族や地域といった生身の共同体の中で長い時間かけて皮膚感覚で覚えていくしかないと考えるしかありません。
 常識をインプットされた人でもカルト宗教という閉鎖空間の中で洗脳されれば殺人に手を貸すことになるわけですから、共同体破壊が進んだ結果急増してきたインプットの浅い人はLINEやSNSのようなお手軽洗脳装置でも常識の破壊が容易だということなのでしょう。やはり、SNSの野放し状態に何らかの規制をかけ、同時に共同体崩壊を食い止めることが急務だと判ります。どちらもグローバリズムの申し子のようなものですが。

 さてグローバリズムといえば、日本のモノづくり・販売・おもてなしサービスも、アベノ円落による中国人観光客の爆買いという外需が生命線となってしまっている絶望的な現状を、木蘭師範のレポートにあった「象印、象印、タイガー…」でまざまざと見せつけられました。その中国本土も投資目的の幽霊ビル(住む人がいない)乱造や、環境汚染悪化(人がそもそも住めない)によりバブル崩壊寸前で、富裕層はマネーロンダリングして海外へ逃げつつあります。
 また、中国政府が不満を募らせた膨大な貧困層を抑え込めなくなれば日本侵略もあり得ますし、それ以前に日本に向けて難民が押し寄せるかもしれません。こういった今そこにある危機に対処するには個別的自衛能力を高めねばならないのに、宗主国の命ずるまま地球の裏側にでも馳せ参じて集団的侵略ができるような法整備しかしようとしないのは、もはや常識(バランス感覚)の狂いが極点に達したとしか思えません。

 国民も政府もバランスの崩壊が著しい na85

No.26 117ヶ月前

このコメントは以下の記事についています

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

小林よしのりチャンネル

小林よしのりチャンネル

月額
¥550  (税込)
このチャンネルの詳細