今回のゴー宣のテーマに繋がるかどうかわかりませんが、今日、手塚治虫の「アドルフに告ぐ」を読み終えました。変な話ですが、先日、図書館の受付にハードカバーの単行本を持って行く夢を見たのです。実際に図書館に置いてあるのが、ハードカバーの愛蔵版で驚きました。 ヒトラーが狂ったように一人でユダヤ人を差別したり、日本人を二等民族と罵ったりするシーンを見ていると、差別というのは基本的にカルト的なものなのか、と感じました。ナチのエリート養成学校「アドルフ・ヒトラー・シューレ」の実態が作品通りだったのかは不明ですが、外部と隔絶した空間でヒトラーの思想クローンを生産する手法は、カルトそのものです。引き込まれて若干飛ばし気味に読んでしまったのですが、非常に幼稚な感想ながら「正義とは何ぞや」という事を考えさせられる作品です。 作中では日本人が外国人を差別する場面も描かれており、特定のカルトによる隔絶がなくとも、人間は容易に「カルト化」するのだな、とも感じました。ネットなど存在しない時代でもそうなのであれば、よしりん先生の指摘する、現代の「インスタント・カルト」は非常に恐ろしいと言えます。最先端の技術が、むしろ社会の野蛮化に寄与しているのでしょうか。 関係ありませんが、手塚治虫ってすげえな、と思いながら帰宅してゴー宣ブログを開くと、よしりん先生が手塚治虫の事に触れていたのが奇遇でした。
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小林よしのりチャンネル
(ID:6310207)
今回のゴー宣のテーマに繋がるかどうかわかりませんが、今日、手塚治虫の「アドルフに告ぐ」を読み終えました。変な話ですが、先日、図書館の受付にハードカバーの単行本を持って行く夢を見たのです。実際に図書館に置いてあるのが、ハードカバーの愛蔵版で驚きました。
ヒトラーが狂ったように一人でユダヤ人を差別したり、日本人を二等民族と罵ったりするシーンを見ていると、差別というのは基本的にカルト的なものなのか、と感じました。ナチのエリート養成学校「アドルフ・ヒトラー・シューレ」の実態が作品通りだったのかは不明ですが、外部と隔絶した空間でヒトラーの思想クローンを生産する手法は、カルトそのものです。引き込まれて若干飛ばし気味に読んでしまったのですが、非常に幼稚な感想ながら「正義とは何ぞや」という事を考えさせられる作品です。
作中では日本人が外国人を差別する場面も描かれており、特定のカルトによる隔絶がなくとも、人間は容易に「カルト化」するのだな、とも感じました。ネットなど存在しない時代でもそうなのであれば、よしりん先生の指摘する、現代の「インスタント・カルト」は非常に恐ろしいと言えます。最先端の技術が、むしろ社会の野蛮化に寄与しているのでしょうか。
関係ありませんが、手塚治虫ってすげえな、と思いながら帰宅してゴー宣ブログを開くと、よしりん先生が手塚治虫の事に触れていたのが奇遇でした。