木蘭先生の福島ルポの
「実は東電は、当初から福島第一原子力発電所敷地内に7・8号機の増設を計画していた。そして、Jヴィレッジの建設構想は、この増設計画とともに発表されることとなったのである。」
の部分を読んだ時、私の頭をよぎったのは、Ａ級戦犯の死刑日が今上陛下の誕生日に行われたということでした。
都合の悪い情報を開示するときには、逆に明るい情報も同時に報道するというやり方は、日本人もアメリカ人も共通なのだと思いました。
次に「東電から水面下で「屋根付きサッカースタジアム」の建設を持ちかけられていたという郡山市は、突然計画中止を通告され、さらにその直後にJヴィレッジ構想の発表があり、激怒。「約束を反故にされた。話が違うじゃないか！」結果、郡山市側から東電に苦情をふっかけ、30億円もの寄付をぶんどる」
を読んで思ったのは、なんのことはない、沖縄が在日米軍基地で国から様々な名称で交付金が国から降りているけれど、本土もなんら変わらないということだと思いました。
そして、こういった流れを作ったのは間違いなく自民党であり、その自民党に所属し、内閣総理大臣となった安倍晋三は一体どれほどの利益をこの利権構造から得ているのか、想像すらできないと思いました。
そんな安倍晋三に付き従う自民党の連中もきっと美味しい思いをしている、あるいは将来したいと思っている奴らばかりなのだろうなと思うと、ますます日本の政治に未来を感じられなくなります。テロしかないのかもしれないですね。
にしても、これほどの規模の利権が、福島原発だけで蠢いていると思うと、その他の原発や、在日米軍基地や自衛隊基地の立地についての利権も当然あるだろうことを考えると、目が回るほどの金額が我々庶民のあずかり知らないとことで蠢いているのだろうなあと嘆息するばかりです。
追伸
前回に引き続き、老婆心ながら、 木蘭先生におかれましては、くれぐれもお体を大事に、そして危険な範囲には立ち入らないよう、お気をつけくださいますように。

話変わって「ベルサイユのばら」はアニメでしか観たことがありません。子どもの頃見たときには、オープニングが結構エロく感じられたのと内容が難しかったので、あまり観てなかったのですが、この年になると演出がとても印象的で面白かったです。あと、結構、当時の民衆の感覚を知ることができて、話も面白かったです。