朝日新聞は過去の戦争において「ドイツに見習え」とほざいていますが、もし、ドイツに見習って過去と向き合って未来へと製作を進める場合、自衛隊ではなく、多数の旧国防軍、武装親衛隊出身者から成る正式な国軍を創設して武器も生産、輸出し、NATOのように時には米軍とともにアフガンなどで戦死者もでる戦闘が出来るほどに戦争ができる国になるということになります。さらには東京裁判も部分的にではなく、完全に否定しサンフランシスコ講和条約や日韓基本条約を始めとする正式な条約以外での賠償は断固として払わないという姿勢をとる必要もあります。諸外国の動向を探り、時にはその行動を評価することもありますが、自身の願望に固執するあまりに発言や行動の中身が見抜けないような愚行を行う人に果たして物事を正式に評価できる能力が備わっているのでしょうか？
　「八紘一宇」の意味も、言葉を使用した文脈も把握せずに言葉狩りに終わってしまうような世論や報道が大半を占める世の中で東日本大震災における福島原発事故やイラク戦争の総括が出来るとはとても考えられません。実際は原発以外での電力事業は調べれば調べるほど驚くほどに進んでいることがわかり、あとは国や自治体が政策を決定して実施できるようにすればいいだけの段階まで来ていることが一般人である私にまで伝わってきます。イラク戦争を総括し、売れ続けている書物「新戦争論１」だけである世の中であるという事実が解っていればとても集団的自衛権の法制化なんて危なっかしくてできません。3月21日付けの東京新聞では一面に「戦争参加の懸念増す」と大見出しで載っていました。例えチュニジアで3人の邦人が殺害されていても武力による報復など自衛隊にできるわけがなく、例え報復できたとしても新たに日本人を狙った武装勢力による殺害が発生するという報復の連鎖が起きるだけであることは火を見るより明らかです。
　過去に起こった出来事を総括しようともせずに自分の主義主張だけを言っている輩に諸外国の行動や発言の真相などどう考えても見えるはずがありませんし、そんな輩がほざく言葉に一生耳を傾けることもないでしょう。