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先日、NHKのクローズアップ現代で「“帰りたい… 帰れない…”　～福島の避難者　それぞれの選択～」と題し3.11で被災した人達のその後を追った特集が組まれました。
　http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3629_1.html
　その中で、震災１年目には「故郷に帰りたい」と希望していた人が4割でしたが、今年の調査では「帰りたい」人は１～２割に留まったというのです。
　避難生活を続けていく中で、将来の目処は立たないのでは無理もありません。自治体の勧めで自宅を解体した人、帰ることを諦め避難先で生きることを選んだ人、避難生活で伴侶を病で亡くし後を追った人もいます。
　改めて震災の影響は今も続いていると思い知らされます。福島の人達がこの様な窮状に立たされている一番の理由は、放射能の問題が一切解決されていないからでしょう。（番組では一切触れませんでしたが）除染作業が何時終わるかは未だ不明で、中間貯蔵施設には黒い土嚢が次々積み上げられ、福島第一原発で汚染水が漏れたと度々報道されるのですから。