忍者悟 のコメント

 もう何十年も前の話になるのか、
 小泉政権あたりの頃、
 「もっと公共事業をしろ!」などと声高に言うと、
 「地方は公共事業に頼らず自立しろ」とか、
 「北海道の道路はクマしか通ってない」だとか、
 そういう事を言ってくる人たちがいた。
 北海道に住んでいる私としては、
 それが、腹立たしかったんですよ。

 そういう仕事に従事している人たちの生活や雇用というのは、
 誰も考えてくれてはいないのかと。

 だけども昨今、
 公共事業を歓迎するムードが出来上がってきているようなんだけども、
 それはそれで、これまた私は、腹立たしいんです。

 公共事業がそんなに良いというなら、
 小泉政権の時に、貴方らはそう言っていたの? と。
 
 で、小泉から安倍政権に移行した際も、
 公共事業削減の流れは引き継いでいったものだと私は記憶しているんだけども、
 その時、
 今の安倍政権の経済政策を支持している連中は、その当時の安倍政権の経済政策を批判していたのか?
 と私は思うんですよ。
 で、それが私にとっては、なんだかとても腹立たしいんですよ。

 そう思うのって私だけなの(笑)?
 そんな事を思う私の感覚は変なのだろうか?

 反民主党&安倍支持の妙な気持ちが強いあまりに、
 元々はたいした興味の無かった経済政策を、ネトウヨ連中は支持して持ち上げてしまったという事ではないだろうか?

 そういった流れで、
 急に公共事業を増やしても、
 その増えた公共事業に見合う分の人材であったり設備であったり、
 供給体制というんですか、それがあるのかどうかと思うんですよ。
 そういった仕事の従事する人たちを今まで蔑ろしてきたのではないか、と私は思うから。

 別に、
 「今までの公共事業削減は誤りだった」
 と認めるわけでは無いのでしょう。
 「それは、民主党がやってきた事だ」
 とは言うのでしょう。どうせ。
 
 ...という事を最近はつらつらと考えておりました。
 ...失礼しました。

No.12 144ヶ月前

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