武藤 のコメント

ポツダム体制、サンフランシスコ体制肯定派…占領期、冷戦下という特殊な現象の落とし子ですね。
ポツダム体制は、GHQ民政局、ホイットニー、ケーディスらに見られるニュディーラーが作ったモノですね。徹底的な理想主義、徹底的な民主主義を日本側に押し付けました。
民政局は吉田茂を反動保守とし、社会党政権を望んでいたという歴史がある。サヨク、リベラルがポツダム体制断固支持なのは美しい親子愛ですね。
サンフランシスコ体制は冷戦激化による状況変化…日本を反共の砦にするというアメリカ側の対日戦略の転換ですね。アメリカは日本の独立の条件として西側陣営の帰属、再軍備を要請しました。再軍備は自衛隊という戦力なき軍隊で妥協しました。代わりに在日米軍が恒常的に置かれる結果となった。日本の防衛は在日米軍なしでは成り立たない構図が出来上がりました。
吉田茂は「今、世界は集団防衛になっている。ヨーロッパにも米軍基地はあり、基地提供を恥とするのは間違いである」と言っていましたが、ヨーロッパは自主防衛を理想としつつも、仕方なく
アメリカに支援を要請しているのに対して、我が国は防衛自体をアメリカに丸投げしている。雲泥の差と言うべきです。
高森さんが書いていた戦後体制の打破は、憲法を改正しても、解消できるわけがありません。解消するには、我々、国民が自主防衛という精神に目覚め、在日米軍に頼らねばならぬ事に恥を感じなければなりません。基地ありきの考えは捨て去るべきなのです。
結局は、国民の心構え、国際社会を敵に回しても、断固、独立の為に戦う勇気が必要だと感じます。

No.60 120ヶ月前

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