もくれんさん、神戸のルミナリエを褒めてくださり、ありがとうございます。
確かに今年は、というか今日は、クリスマスなのに三宮の街は全然クリスマスらしくないです。BGMだけがクリスマスを謳歌しているだけで、街の人はいつもと変わらないです。
吉野家の店内なんか、サラリーマンと学生だらけで、兄ちゃん姉ちゃんなぞ一人も入ってこないです。静かでいい。
ルミナリエですが、このところ資金不足で、ここ数年何度か廃止が検討されたことがあります。有志の方々の力添えでなんとか継続することができていますが、来年以降は、やれるかどうか心配です。
もくれんさんのおっしゃるとおり、震災の年の12月に始まって、当初は期間も長く、クリスマスまでやりよったのに、今年は12月4日から12月15日までという、なんとも中途半端な時期に開催して、果たしてどれほど効果があったのかはなはだ疑問です。
やはり、神戸の、関西の有力者の脳裏から震災の意味が薄れているのが大きいです。
ルミナリエで復興の掛け声があったからこそ、今日の神戸があるはずなのに…。
今年は貝原前兵庫県知事が11月に交通事故で死去しました。前知事は震災の時、前面で指揮を執り、その間全く家にも帰らず、ただ被災者のために尽力した方でした。誠があった方でした。わたしはそう思っています。天皇皇后両陛下がお見舞いで訪問された時も、丁寧に説明しておりました。両陛下がそれをじっと聞いておられるのです。
震災の神戸に力を尽くした前知事が亡くなったのは残念ですが、もうすぐ20年になる神戸で、ルミナリエが開かれた意義は決して小さいものではありませんでした。
資金不足で開かれなくなるということは、よほど経済の状況が深刻だと考えなければなりません。安倍政権は、この危機的状況を露ほども思っていないというのはどういうことなのでしょうか？