先生がブログで、「わしよりも上なのは天皇陛下だけである」は刺激的ですが、一君万民という視点から見ると、その通りだなと思いました。戦前に部落差別に苦しんでいた人たちが陛下に救いを求めたのは、陛下以外に上がいないのに、何故、自分は差別されなければならないのか！という強い怒りがあったからだと思います。残念ながら、部落運動が差別の元凶が天皇だと戦後に事実誤認され、差別が逆に増長されてしまいました。吉田茂なんかは戦後民主主義全盛の中でも尊皇を失わず「皇室は日本民族の宗家であり、敬うは人倫の義である」とはっきり書いています。それに比べて、保守派のアイドルだった石原慎太郎なんかは尊皇なんか全くなく、皇室という存在を無用の産物であり、自分こそが国家を背負う人間だと増長したまま小説家から政治家になってしまいました。そんな人間を産経新聞、自称保守は崇拝しているのをいかに異常か気づかねばと感じました。