先日のゴー宣道場はなかなか議論がまとまらず、怒鳴り合いに発展しそうな
エキサイティングな議論に見えた一方で、議論が平行線のまま終わった感じが
して内容がチンプンカンプンでした。何故だろうと思っていたのですが、ゴー宣を
読んで、その疑問が解消されました。よしりん先生が道徳そのものを論じているのに
対して岡田氏は道徳の伝達手段について論じているのでは話が噛み合わないのは
当然ですね。

僕も岡田氏と同じく道徳は政治、経済と無縁のものと思っていたので、よしりん先生の
指摘に道徳も伝統と同じく因習へと変わる可能性があるのかと思い、道徳についても考
えないといけないことに今の日本は混乱に拍車がかかってるように感じました。
そんな状況で岡田氏の本を出して提案した後は投げっぱなしというやり方はこれを自分の
問題として引き寄せて考えるには有効かもと思う一方で無責任な感じがして嫌な気分に
なりました。

強者の気分を味わうために相手がどれだけ「悪い人」だろうと支持するという心理の指摘には
漫画の主人公に感情移入する読者みたいで、現実を見ることを忌避して自分の都合のよい
物語の中に引き籠っているとしか思えません。働いていても引き籠ることはできるんですね。
今回のゴー宣は道場で分からなかったことが勉強できてよかったです。

特撮オタクのコメントにはげんなりとしました。あんなの読んだら映画を見ようって気が失せて
特撮の魅力に気づくチャンスを失ってしまうし、何より営業妨害だと思います。