文庫版で【天皇論】読みなおしました。
あらためて、天皇が在る日本という国に生まれた幸運を感じました。

天皇の制度は、けして『設計』されたものではなく、
私たちの先人たちが長い時間をかけて大切にしてきた『道徳』がベースとなって作り上げた『知恵の結晶』のように感じました。
現行の憲法においても、天皇の13項目の国事行為によって、日本の国家は動いており、
それは権力と権威を分離し、独裁者が現れる危険性を、日本人は賢明にも排除してきたという歴史の恩恵であると、天皇論を読んで理解致しました。

そして、今週のゴー宣を読んで、怒りがこみ上げました。
保守と称する首相が、私たちの先人たちが長い時間をかけて大切にしてきた道徳と知恵を、馬鹿にしている。
保守を称する首相が、私利私欲、党利党略のみを最優先し、天皇陛下を蔑ろにしている。
私は国民として許せないです。

今回の選挙。関心が薄い庶民が多くて、投票率が下がって、結局は自民党が勝つ・・・と予想しておくのがインテリジェンスなのでしょうか？
私はそうは思っていません！
私が妻に安倍晋三がいかにデタラメなのかを話したときのこと。
妻は、「私には、憲法のことも、集団的自衛権のことも、経済のことも、詳しいなんて何も分からない。でも、今回の解散について、「馬鹿にされている」くらいは分かる。」と言っていました。
そう。いくら知識の無い庶民だって「馬鹿にされている」ことくらいは感じ取れます。

だから、これから先。
たとえどんな予測が新聞に掲載されようとも、
私は、国民を、庶民を、最後まで信じたいと考えています。
何が起こるかなんて結果が出るまでは分からない。諦めない。