武藤 のコメント

もう、少し調べて見ましたが、明治の行政・藩閥政府による解散は「天皇大権」を武器に政府に従わない議会に対する懲罰として行っていたんですね。これは「天皇大権の乱用」に見えてしまいます。実際に民党に対して不当な選挙干渉も行われていましたし。同じ日本人同士がいがみ合う姿を見て、陛下も悲しんだと思います。
大正デモクラシーを経由して、政党政治の時代になると組閣の大命が下った政党党首が支持基盤を行う為に解散行うことが慣例になったみたいです。これは「天皇大権」で行っていましたが、陛下が特定政党に命令して行ったわけではないので「解散は内閣の専権事項」という概念を生み出したと思います。吉田茂の7条解散は戦前からの連続性があるんじゃないでしょうか。
高森さんがブログで書いていた「時々の首相の私利私欲、党利党略など、恣意的な理由」によらない解散が我が国の憲政の歴史ではどれくらいあったのかなあと考えてしまいました。本当に陛下のお心に沿った解散が行われてほしいと思いました。

No.40 121ヶ月前

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